「リモート飲み」が定着しつつあるいま、対面で遊ぶのが当たり前だったアナログゲームが、画面越しのコミュニケーションツールとして活用されるようになっている。そこで、自然と会話が弾む、リモート遊びに最適なゲームを紹介していく!
※こちらの記事は「GetNavi」 2020年9月号に掲載された記事を再編集したものです。
リモートで遊んで楽しいアナログゲームはこんなにたくさん! リモートゲームを遊び尽くしたテレゲーム研究所の2人に、ゲームの魅力やリモートならではの遊び方を教えてもらいました。
私たちがオススメします!
<その1>いつでもどこでも誰にでも会話のネタを即提供!
【プレイ人数】2人~ 【プレイ時間】何分でも 【リモート時に用意するもの】なし
角刈書店
ガムトーク
770円
カードを1枚めくり、山札の一番上のカードの数字を見て、その番号のテーマに沿ったトークをするだけ。左の写真の場合は、1番の「癖の話」をする。特に話のオチはなくてもOK。聞いた人は「良い話や」と言うのがルールだ。
会話のきっかけに最適! 意外な話が聞けるはず
厳密にはゲームではないのですが、様々なトークテーマがあり、意外な人から意外な話を聞けるのがたまりません! 普段ゲームをしない人とのリモート飲みにもオススメです。
<その2>「一番●●」な言葉を考えろ! 単純明快なワードゲーム
【プレイ人数】3~10人 【プレイ時間】15分 【リモート時に用意するもの】なし
一年中未来
ベストワードクラブ2
1500円
特定の頭文字から始まる、ベストな言葉を考える人気ワードゲームの第2弾。判定人がお題カードをめくり、回答者はお題に合った言葉を1人ひとつずつ回答していく。判定人に選んでもらえた人が勝利となる。
選んだ言葉から価値観が見えてくる
その人ならではの意外な価値観を知ることができるゲーム。リモートで遊ぶ場合は、言葉を思いついた人は挙手して回答するとスムーズに遊べて、より一層盛り上がります!
<その3>あべこべの言葉を当てるクイズ系パーティゲーム!
【プレイ人数】3~10人 【プレイ時間】20分~ 【リモート時に用意するもの】なし
タンサンファブリーク
アベベコベベ
1950円
お題カードに書かれた言葉を見て、その反対となる“あべこべ言葉”を考えるゲーム。例えば「ミステリーサークル」なら「コメディバッテン」など。ほかのプレイヤーが回答者となり、元のお題を予想。正解したらそのお題カードを獲得できる。
色々なルールで遊べるのも魅力!
お題カードのあべこべ言葉を出題して当てる以外にも、出題者が言いそうなあべこべ言葉を当てたり、自分でお題を考えて出題したりと、色々な遊び方ができるのも楽しいです!
<その4>自由に答えて正解を決めるランダム生成なぞなぞゲーム
【プレイ人数】2人~ 【プレイ時間】何分でも 【リモート時に用意するもの】なし
ドロッセルマイヤーズ
ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分
880円
上の句と下の句を適当に組み合わせたなぞなぞ問題を作り、自由に答えを考えて正解を導き出すゲーム。みんなで考えるうちに、あっと驚くようなとんちの効いた正解が生まれることも! 内容の異なる「赤本」「青本」が発売中。
アイスブレイクにちょうど良いプレイ感
オンラインゲームやリモート飲みの合間に遊ぶのにちょうど良い手軽さ。勝敗関係なく気楽に楽しめるので、オンライン授業や会議のアイスブレイクにも使えて重宝します。
<その5>好きな本を持ち寄ってフレーズと文章で遊ぶ
【プレイ人数】2~8人 【プレイ時間】20分~ 【リモート時に用意するもの】本
ケンビル
みんなで本をもちよって~Bring Your Own Book~
1980円
お気に入りの一冊を持参して遊ぶゲーム。お題に沿った回答を本の文章から見つけて発表。物語のシリアスなシーンから珍妙な回答が生まれたり、まさかの本が脚光を浴びたりと、遊ぶうちにほかの人の本にも興味が沸いてくるはず。
リモートプレイなら本棚から選び放題!
リアルで遊ぶときは家から好きな本を1冊ずつ持ち寄るのですが、リモートで遊ぶ場合は本棚から選び放題! お題ごとに本を変えるなんて遊び方もできちゃいますよ。
<その6>声と表情だけで演じてシチュエーションを当て合おう
【プレイ人数】3~8人 【プレイ時間】15分 【リモート時に用意するもの】紙、ペン
幻冬舎
はぁって言うゲーム
1760円
「なんで?の『はぁ』」、「力をためる『はぁ』」など、プレイヤーは割り当てられたシチュエーションのひと言を声と表情だけで演じ、誰がどれを言ったかを当て合います。身振り手振りが禁止なので、うまく伝わらないのがもどかしい!
大画面で演じるとさらに盛り上がる!
リモートで遊ぶ場合は、お題を出す人(「はぁ」って言う人)の画面をZoomのスポットライト機能を使って大きく表示すると、俳優気分で演じられるのでオススメです!
<その7>「ぷよぷよ」作者・米光一成氏が考案! トランプがあればできる「ピラミッドパワー」が無料公開中!
【プレイ人数】1人~大人数 【プレイ時間】30分 【リモート時に用意するもの】紙、ペン
ピラミッドパワー
無料
作者の米光氏は、落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」や、上で紹介した「はぁって言うゲーム」を生み出した人気ゲーム作家。ゲームはトランプをめくって出た数字をマス目に書き込むだけの簡単ルールのため、誰でも手軽に楽しめる。
専用用紙は無料ダウンロード可能
詳しいルールはリンク先をチェック。専用用紙もこちらからダウンロードできる。もしくは紙に自分でマス目を描いて遊ぶことも可能だ。
https://note.com/yonemitsu/n/nd02cebead816
<その8>「考える余地」を織り込んだ次世代型ビンゴゲーム
【プレイ人数】1人~大人数 【プレイ時間】15~20分 【リモート時に用意するもの】紙、ペン
ディアシュピール
パーティーキンゴ!
2800円
袋から引いた数字を、自分のスコアシートのどこに書き入れるかは自由。昇順で並んだマスの数が多いほど得点が高くなる。参加者がルールと得点表を共通化していればシートは自作でOKなので、リモートでも遊べる。
ゲームを遊ばない人と大勢で遊ぶならコレ!
シートに数字を記入していくだけの簡単ルール。しかもプレイ人数は無制限! リモート飲み会はもちろん、いま話題のリモート結婚式の二次会でも間違いなく大活躍するでしょう。
<その9>多数派を狙うかそれとも高得点を狙うか悩ましい!
【プレイ人数】3~10人 【プレイ時間】10~20分 【リモート時に用意するもの】なし
テンデイズゲームズ
みんなのイ~ブン
2420円
人の思考に思いを巡らすパーティゲーム。質問(写真左参照)を聞き、「イエス」「ノー」「イーブン」の3枚の手札から1枚を選んで一斉に公開。「イエス」「ノー」を出した場合は多数決で多いほうに得点が入る。同数なら「イーブン」を出したプレイヤーに2倍の得点が!
ジェスチャーで回答するとわかりやすい
「イーブンに分かれそう。でも誰かが同じことを考えてたらイーブンにならない……!」と考え続けるのが悩ましい。リモートでは回答をジェスチャーにすると盛り上がります!
<その10>ゲーム好きも納得! やり応え抜群の紙ペンゲーム
【プレイ人数】1人~大人数 【プレイ時間】25分 【リモート時に用意するもの】専用アプリ
Engames
Welcome to… (ウェルカムトゥ…)日本語版
2860円
プレイヤーは1950年代のアメリカの建築家となり、住み良い住宅街作りを目指す。手番には3つの数字とアイコンの組み合わせからひとつ選び、プレイシートに記入。他プレイヤーとの絡みもある紙ペンゲームだ。
Zoom2画面使いでカードが見えやすく!
同名のアプリをダウンロードするとプレイシートを無料で利用でき、得点計算も簡単です。カードを使うゲームなので、端末を2つ使い、テーブル専用の画面を用意すると遊びやすい!
【テーブルを映したいときに使える! スマホスタンドでもっと遊びやすく!】
サンコー
スマホ・タブレット用超強力アームスタンド
2980円
テーブル上を俯瞰で映す際に使用し、カードゲームなどのリモートプレイがさらに遊びやすくなるアームスタンド。高さがあり、広範囲を撮影可能。しっかりした作りのため安定感も抜群だ。
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