アウトドア
2020/9/5 10:00

キャンプのために海外移住!? ヒロシキャンプのゴールはどこ?

ヒロシのソロキャンプ〜自分で見つけるキャンプの流儀〜』(ヒロシ・著/学研プラス・刊)が売れに売れている。

 

自身のキャンプ道具からキャンプ場選び、動画撮影テクなどヒロシさんのこだわりがつまっており、進化を続けるヒロシ流キャンプの“今”がわかる一冊だ。

 

休みがあればひとりキャンプ場へ向かう。自分の手になじむ道具をとことん探す。山奥に入るためにジムニーを手に入れる。そして、家を買う前にキャンプができる山を買う。山を買う=キャンプ好きのゴール地点のように思えるが、次にヒロシさんが向かう目標とはどこなのだろう?

 

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思い通りのキャンプができる土地は日本にはない

「ずいぶん前に“売れたらやりたいこと”を紙に書き出したことがあります。その中のひとつが“島を買う”。今振り返ってみると大抵のことは実現しているんですが、島を買うことだけは今後も実現できる気がしません。

前にも言いましたが、今はキャンプ人口が増えて、思い描いているソロキャンプができる場所がほとんどない状態です。離島だと山よりも理想的なソロキャンプができそうだなぁと思っているんですが、山とは違って桁違いに高いんですよ、島は。

じつは西日本に手の届く島を見つけたんですが、東京からまぁまぁ近い自分の山でさえ行く機会が限られているのに、西日本の島だと年に何回行けるんだか。それだったら沖縄の無人島に通うほうがいいと思いませんか?」(ヒロシさん)

 

“島を手に入れる”のハードルが高く、諦めムードであれば、やはり山の購入がゴールなのだろうか。

 

「静かにキャンプをしたいだけなのに、結局、日本だといつの間にかヒロシがキャンプしていることがバレてしまいます。直接話しかけてこなくても、勝手に写真を撮られることもあるし。仕事で海外に行くことが多いんですが、海外だと僕のことを探しだす人はいないし、キャンプ場にも人が少ない。

海外だと理想のキャンプができるなぁ……だったら海外移住もありかなぁって漠然と考えています。どこの地域、国がいいかなんて全くわかりませんがね。

それよりも身近な目標は、オリジナルキャンプブランド“No.164”の成功でしょうか。

第1弾は鉄板なんですが、僕はデザイナーでもなんでもないので自分がカッコイイと思ったサイズと厚みの鉄板を作りました。そのうち焚き火台とかいろいろな道具を作りたいなぁと思っているんですが、工場を探して値段の交渉をするのは僕。袋は海外の工場で作ったんですが、指示通りに見本ができてこなくて、その文句を言うのも僕。それに、予約をもらってある程度数がまとまったら一気に製作して発送するわけですが、いつから発売して、いつを区切りにすれば初めに予約してくれた人が納得するだろうか……なんてことも考えるわけですよ。

仕事ではあるけれど、もはや芸人、芸能事務所社長の仕事範疇じゃないですよね……動画の編集もあるし、山の草刈りにも行かなくちゃだし」(ヒロシさん)

 

たかがキャンプだけれど、ヒロシさんはその“たかがキャンプ”に真剣に取り組んでいる。理想のキャンプをめざし、今後もヒロシさんは納得いくまで走り続けるのだろう。

 

【書籍紹介】

ヒロシのソロキャンプ〜自分で見つけるキャンプの流儀〜

著者:ヒロシ
発行:学研プラス

YouTuberとして再ブレイク!  チャンネル登録者数80万人を超え、今なお増え続ける、ソロキャンパー芸人・ヒロシによる初のキャンプ本。愛用の道具紹介、実践術、動画撮影の極意など、ヒロシ流キャンプのこだわり・楽しみ方をたっぷり公開!

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