海外で先行リリースされ、社会問題になるほどの話題となっていたスマホゲームアプリ「Pokemon GO」が、いよいよ本日より日本国内でもダウンロード可能になりました。多くのファンが待ちわびていた注目タイトルだけに、アクセスが集中しサーバーがダウンするなどのトラブルも起きているようです。しかし、ポケモンGOの名前は聞いたことがあるけど、実際どのようなゲームなのか知らない人も多いのではないでしょうか? そこで、今回から5回にわたり、普段ゲームをやらない人や、これから始める初心者にも分かりやすくゲームの遊び方を解説していきます。この夏、日本中でブームを巻き起こしそうな話題作ですので、ぜひこの機会に“マスター”しちゃいましょう!
今さら聞けないポケモンGOって何?
ポケモンGOは、今までのポケットモンスターシリーズの世界観を踏襲していますが、プレイ方法に大きな違いがあります。従来のポケモンでは、ゲーム機のコントローラーを操作してマップ上を移動していましたが、ポケモンGOではプレイヤー自らが現実の世界を移動することで、ゲーム内のフィールドを移動します。
具体的にはスマホの位置情報を活用し、プレイヤーの現在位置をゲームにも反映させることで、フィールド上に存在するポケモンを捕まえたり、育てたポケモンをほかのプレーヤーとバトルさせたりして遊ぶまったく新しいゲーム。ゲーム内のフィールドは実際の地形とリンクしており、現実世界でポケモンと遭遇するようなバーチャルな体験こそがポケモンGOの最大の特徴といえます。
もっと詳しく教えて!
プレイヤーが現実世界を移動していると、アプリの画面内にポケモンが出現することがあります。そこでスマホをかざすと、まるで現実世界にポケモンがいるかのような画面が表示されます。これは「AR(拡張現実)」を応用した技術。実際の空間にコンピューターグラフィクスを合成して、リアリティのある画面を作り出しているのです。自分の部屋にポケモンがいる、なんてことも起こるかもしれません。
ポケモンを見つけたら、「モンスターボール」というアイテムを投げることで捕まえることができます。捕まえたポケモンは、強化や進化をすることで、より強いポケモンへと育成する可能です。このあたりは従来のポケモンのシステムを踏襲していますね。さらに、ほかのプレイヤーのポケモンと交換したり、バトルさせたりすることも可能で、1人でプレイするのではなく、自分以外のプレイヤーとの交流もできるソーシャルな要素も盛り込まれています。
もちろん、ピカチュウやゼニガメなどお馴染みのポケモンも登場。なかには出現頻度が低いレアなポケモンも存在し、そのような貴重なポケモンを探して各地を巡り歩くこともこのゲームの楽しみの1つとなっています。
集めたポケモンは「ポケモン図鑑」に登録されていきます。図鑑をコンプリートするために、歩き回ってポケモンを探したり、ほかのプレーヤーと交換したりするなど、収集欲をかき立てるポケモンならではの仕様も盛り込まれています。
ポケモンGOのもとになった「Ingress」とは?
ポケモンGOは、位置情報を活用したIngressというスマホ用位置情報ゲームを開発・運営しているNiantic(ナイアンティック)が、任天堂と提携して生まれたゲームです。プレーヤーは、エンライテンドとレジスタンスというゲーム内の2つの派閥のどちらかに所属し、所属チームの陣地を拡大することが目的。ゲーム内のマップは現実世界とリンクしており、例えば東京タワーのようなランドマークや、郵便局、神社などの公共性の高い施設が「ポータル(拠点)」という目印に指定され、実際にその場所へ行くことで陣地を拡大したり、アイテムをゲットできたりするようになっています。このあたりはポケモンGOにも継承されていますね。
ポケモンGOでは、Ingressの課題でもあった難解なルールや、日本人に馴染みにくい用語なども、ポケモンのキャラや世界観をうまく活用することで解決しており、子どもから大人まで夢中になれる高いゲーム性を備えています。皆さんも、お気に入りのポケモンをゲットしに、この夏は海に山に街に繰り出してみましょう!
次回は、ゲームの始め方や基本的な遊び方を紹介します! お楽しみに!
【URL】
Pokemon GO公式サイト http://www.pokemon.co.jp/ex/PokemonGO/