ソニーは、Android OS搭載のウォークマン「NW-ZX500シリーズ」と「NW-A100シリーズ」のソフトウェアアップデートを10月1日より開始しました。このアップデートにより、ソニーの最新のアップスケーリング機能「DSEE Ultimate」が使用可能となるほか、Bluetooth接続時にも一部の音質設定が有効となります。
【2020年10月1日のアップデート内容】
・DSEE Ultimateに対応(W.ミュージック使用時)
・Bluetooth出力時に音質設定が有効に
・セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2020年9月になります)
・その他の機能向上
これまでの「DSEE HX」では、AI技術によって楽曲のサンプリング周波数拡張処理を行っていましたが、「DSEE Ultimate」ではサンプリング周波数に加えてビット深度の拡張処理にも対応。高音域の表現力や微細な音の再現性が向上しています。
DSEE Ultimateが有効となるのは、有線イヤホン/ヘッドホンを接続し、音楽再生アプリ「W.ミュージック」を使って再生したときのみ(※)。それ以外のアプリで再生した場合は、これまで同様DSEE HXが適用されます。
※設定画面の表記はDSEE HXとなりますが、実際にはDSEE Ultimateが機能します
また、これまで有線接続時にしか有効にならなかった音質設定のうち、「ClearAudio+」(NW-A100シリーズのみ)「イコライザー」「ダイナミックノーマライザー」が、Bluetooth接続時も有効となります。さらに、Bluetooth接続時のボリュームステップが従来の16段階から32段階に増え、より細かく音量を調整できるようになりました。
このほか、W.ミュージックの検索機能に「アルバム検索」と「アーティスト検索」が追加されています。
Bluetooth接続時にイコライザーが有効になったのは、ワイヤレス派にはうれしい機能改善といえそうですね。該当機種をお持ちの方は、ぜひアップデートを行ってみて下さい。
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