今まさに、栗が旬を迎えている。無添加調理で商品作りを進めている石井食品は、日本各地の旬な栗を素材とした「石井食品の栗ごはん」の販売をスタート。公式オンラインストアなどで購入できる。
栗は、収穫から加工までの滞留時間の長さで品質が変わるという。またその過程では、“シミ”を消す漂白剤や、型崩れを防ぐミョウバンといった、食品添加物が必要になってくる。移動時間を極力短く、採れたてをなるべく早く製品化できれば、食品添加物を使わずに済むというわけだ。石井食品によると、「石井食品の栗ごはん」に使われる栗は、製造過程において食品添加物を使用していないと胸を張る。
日本産の新栗を使った、砂糖不使用の自然な味わい
2020年の石井食品がラインナップする栗ごはん商品は、日本各地の旬な“新栗”7種を、それぞれの栗がもつ自然本来の風味を残すよう加工した「石井食品の栗ごはん」。
市販される栗ごはんには、昨年収穫した栗を保存して使われることが多いというが、石井食品では産地直送の栗をそのまま使い、シンプルな無添加調理を実現。また、産地ごとに異なる栗の特性に合うよう、調味料や味付けを調整しながら、栗がもつ自然本来の風味を引き出せるよう砂糖を使わず、“自然な味”を楽しめるようこだわったという。
その7産地7種類の栗ごはんを、1つずつ紹介しよう。
●熊本県やまえ村
今年採れた熊本やまえ村の栗 栗ごはん 2合用
1188円(税込)
「やまえ栗」の存続が危うい時期を経て復活を遂げた、極上の和栗。県南部の温暖な気候で育ち、南向きの丘陵などの恵まれた条件の中、甘くほっくりとした栗となる。
●京都府京丹波町
今年採れた京都京丹波の栗 栗ごはん 2合用
1458円(税込)
ブランド力のある「丹波栗」。濃霧が発生しやすい地域のため、その水滴が実を引き締め、濃厚でもっちりとした触感となる。京丹波の地酒「丹」を使用。調味料の粗塩から米、水、酒蔵、杜氏にいたるまで、すべてが京丹波づくし。
●岐阜県山県市
今年採れた岐阜山県の栗 栗ごはん 2合用
1188円(税込)
山のほどよい斜面で育成するのが特長のひとつである岐阜県山県産の栗。水はけが非常によく、日照時間も長い恵まれた環境で栽培されているため、甘みの強い栗が育つ。岐阜の地酒「淡墨長寿桜」を使用。
●埼玉県日高市
今年採れた埼玉日高の栗 栗ごはん 2合用
993円(税込)
平地の栗畑に降り注ぐ太陽の力と、通気性・保水性に優れた「団粒構造」の土壌により、大粒でしっかりと実の詰まった良質の栗が実る。北海道産利尻昆布とまぐろぶしの合わせだしを使用し、豊かな香りが広がる。
●千葉県市原市
今年採れた千葉市原の栗 栗ごはん 2合用
918円(税込)
南市原では自家消費か、もったいないことにイノシシの餌となっていた栗。里おこしの取り組みとして製品化された。石井食品八千代工場に近く、収穫から調理までの時間が短く、栗本来の良さを楽しめる。
●千葉県成田市
今年採れた千葉成田の栗 栗ごはん 2合用
918円(税込)
利根川と印旛沼を水源に、通年気候が穏やかな環境で育てられる成田市の栗。低樹高栽培の「成田版」と呼ばれる独特の方法により、他品種と比べるとサイズが一回り大きいのが特長。
●茨城県笠間市
今年採れた茨城笠間の栗 栗ごはん 2合用
1058円(税込)
日本一の栗の収穫量を誇る茨城県のなかでも、最大の栽培面積を持つ笠間市。筑波山の恵みである火山灰性土壌と、盆地特有の寒暖差が、甘みが強く、味が濃い栗を育んでいる。
気になった産地や応援したい産地のものを買ってもよし、いくつか購入して食べ比べてみるもよし。栗ごはんの“シングルオリジン”をぜひ楽しんでみて。