ハイレゾオーディオは高級機のイメージが強いですが、ハイレゾ音源の普及に伴って、その再生に対応するオーディオ機器の低 価格化が進んでいます。いまでは、プレーヤーとイヤホンのセットでも10万円をはるかに下回るエントリー向けの新製品も登場。高コスパで「買って後悔な し!」のモデルを買うのが「正しい選び方」といえます。
例えば上位機に採用されている高音質技術や高級パーツを継承したモデルは狙い目。手ごろな価格で十分なクオリティを実現し、非常にお買い得感が高くなっています。
ではそれはどんなモデルかと言いますと……エレコムのEHP-CH3000とFiiO X32nd generationのセットがオススメです。両者はハイレゾ対応のプレーヤーとイヤホンの最もハイコスパな組み合わせのひとつと考えていいと思います。
DSD5.6MHz音源を高精細サウンドで楽しめて、セット実売価格 5万1484円!
上位機のノウハウを継承して音質に磨きをかけた第2世代
携帯プレーヤー
FiiO X3 2nd generation
実売価格3万5500円
エントリー機X3をグレードアップした第2世代モデル。DSD音源の再生にも対応しています。上位機でも採用するDACチップ「CS4398」など、高音質パーツをふんだんに投入。
●サイズ/質量:W57.7×H96.7×16.1mm/135g
内蔵メモリは非内蔵。別売のmicroSDカード(最大128GB)に保存した音源を再生。
スクロールホイールとX字状に配置されたボタンで操作。画面も見やすいため快適に扱えます。
SPEC
FiiO X3 2nd generation
●リニアPCM:最大192kHz/24bit対応
●連続再生:約12時間以上
●DSD:最大5.6MHz対応
●メモリ:最大128GB(microSD)
●サイズ/質量:W57.7×H96.7×16.1mm/135g
価格を超えた高音質だけでなくカジュアルなデザインも特徴
インイヤーヘッドホン
エレコム EHP-CH3000
実売価格1万5984円
超多層フィルムを振動板に採用したほか、ハウジングに高剛性のアルミを使用したことで、クリアで解像度の高い音を実現。イヤチップの奥行きを2段階で調整できるなど、フィット感も高められています。
振動板の前方にネオジウムマグネットを配置。磁束漏れを防ぎスピード感ある低音に。
ケーブルの被覆表面には複数のライン加工が施されており、絡みにくく、耐久性にも優れています。
SPEC
エレコム EHP-CH3000
●型式:ダイナミック型
●音圧感度:100dB/mW
●再生周波数帯域:5Hz~40kHz
●インピーダンス:16Ω
●質量:約8g(ケーブル除く)
今 回紹介した、エレコムのEHP-CH3000とFiiO X32nd generationのセットは高精細でクセのない、ストレートなサウンドが魅力です。ナチュラルな音質に仕上がっているため、ボーカルをニュアンス豊か に楽しめます。落ち着いたトーンで大人っぽい上品な表現ですが、リズムのキレや反応も良好。音にパワー感を求める人も不満を感じないでしょう。このクオリ ティを合計5万円ほどで手に入れられるのは驚愕です。