高齢化に伴い、いまや一大市場となったシニア市場。アクティブにデジタル製品を使いこなすシニア層をターゲットに、auから新しいシニア向け端末と、特別料金プランやシニア向けのサポートサービスが登場しました。
端末のラインナップは、シャープ製のAndroidスマホ「BASIO2」と、京セラ製フィーチャーフォン「かんたんケータイ KYF32」の2機種。いずれも「分かりやすく、高齢者が使いやすい」という点に特化しています。また、55歳以上のユーザーを優遇するプランも用意し、これまで新機種への移行をあきらめていたシニアユーザーが、新しい機種へ乗り換えやすくなっています。
シニア層もスマホのカメラに注目
BASIO2は、Android 6.0搭載のスマートフォン。本体には電話ボタン、ホームボタン、メールボタンの物理ボタンを3つ用意し、頻繁に使う機能を簡単に呼び出すことが可能。さらにワンタッチズーム機能や文字入力アシスト機能などにより、初めてスマホを使う人でも安心できる機能を搭載しています。
特徴はカメラ機能。背面のレンズ部にはスライドカバーが付いており、カバーをスライドさせるだけでカメラが起動します。シャッターボタンも物理ボタンを用意しているので、横に構えてデジカメのように撮影できます。
auによれば、カメラ機能はシニア層でも電話やメールの次に使われている機能であり、本機種でもシニア層に使いやすい仕様を追求しているとのこと。ほかにも音圧レベルを1.5倍にできる「でかレシーバー」や、音声が明瞭に聴こえる「トリプルくっきりトーク」、ゆっくりとした声で聴こえる「スロートーク」といったシニア向けの機能を搭載しています。
携帯電話からの移行の際にも安心して使えるよう、55歳以上の方には特別プランを用意。また、自宅訪問契約やスマホ訪問サポートを提供し、ショップ店頭まで足を運ばなくても、スマートフォンの使い方レッスンや契約手続きの方法を教わることができます。
やっぱり乗り換えられない人にはガラケーも用意
また、フィーチャーフォンの使い勝手に慣れ親しんでいる人にはフィーチャーフォンタイプの「かんたんケータイ KYF32」も用意。BASIO2と同様に、使用頻度の高い機能を独立した物理ボタンを用意しVoLTEの高音質にも対応しています。
キーボード面にスライド式の電源スイッチを搭載し、電源のオン/オフが簡単にわかるようになっています。また、よく使う連絡先を3つまで登録して画面に表示できるので、緊急時でも迷わず電話をかけることが可能。耐衝撃性と防塵・防水機能を備え、うっかり落としてしまったり、水をかけてしまったりしても安心して使えます。
子どもや孫とのコミュニケーションにはスマホが必須!?
発表会には、シニア世代の代表として杉良太郎さんと、その子ども世代の代表として眞鍋かをりさんが登場。普段はスマートフォンはおろか、携帯電話もあまり使わない杉良太郎さんに、眞鍋かをりさんがスマートフォンの魅力を教えてあげていました。
このほか、親がスマートフォンを持っている場合、持っていない親子よりもコミュニケーションの回数が多いというデータも発表されました。スマホ同士だと、LINEやSNSを利用して手軽に連絡ができるのかもしれません。子どもからの連絡が少ないとお悩みの方は、スマホに変えてみるといいかもしれませんね。
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