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2021/1/21 16:00

コロナ禍だって世界はつながっている:1月30日、31日に「EARTH CAMP」メインイベントをオンラインで開催 さかなクンやヤマザキマリさんも登場!【JICA通信】

日本の政府開発援助(ODA)を実施する機関として、開発途上国への国際協力を行っているJICA(独立行政法人国際協力機構)の活動をシリーズで紹介していく「JICA通信」。今回は、楽しみながら国際協力について学び、考えることができるオンラインイベントについて取り上げます。

 

コロナ禍の今だからこそ、世界中で国際協力に取り組むことの大切さを知ってもらいたい—そんな思いから、「輪になって語ろう。地球の未来。EARTH CAMP」と題したキャンペーンを、JICA、外務省、認定NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)が共同で実施しています。

昨年10月から始まったこのキャンペーンのメインイベントが1月30日(土)31日(日)の2日間、オンラインでいよいよ開催! JICAは、さかなクンをはじめ、魅力あふれる登壇者のみなさんと環境やジェンダー、スポーツ、食料危機などの社会課題をテーマにトークセッションやワークショップを展開します。どんな状況でもより強く世界とつながるためにできることは何か!ぜひ一緒に考えてみませんか?

↑JICAはこのイベントで多くのゲストやMCの皆さん、そして参加者と一緒に世界が抱えるさまざまな問題や国際協力について考えます。登場するのは、左から、住吉美紀さん、有森裕子さん、春風亭昇吉さん、ヤマザキマリさんをはじめ、魅力あふれるみなさんです

 

日本最大級の国際協力イベントがオンラインで復活!

毎年10月6日(国際協力の日)前後に開催されていた日本最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN」は、毎年大勢の参加者で賑わいました(昨年は過去最高の18万4000人)。しかし昨年は新型コロナウイルス感染拡大により開催が中止に。コロナ禍でできることは何か、と模索するなか、始まったのがこのEARTH CAMPです。JANICの若林秀樹事務局長は、開催に至る経緯を次のように語ります。

 

「『グローバルフェスタJAPAN』の中止が決まったとき、国際協力に対する関心が薄れはしないか危惧する声だけでなく、国内の感染対策で手一杯なのに、国際協力まで手が回るのかという声がありました。しかし、開発や感染症の問題は、日本だけで対策を打っても解決しません。だからこそ、世界がひとつになれるよう国際協力の灯をともし続ける必要があると思い今回のEARTH CAMPキャンペーンの開催に至りました」

 

1月30日と31日のメインイベントには、こんなときだからこそ、ともに世界の課題を考えようと、興味あふれるイベントが目白押しです。

イベントのなかから、JICAが主催するトークイベントを一挙に紹介します。

 

さかなクンと楽しくモーリシャス沿岸の海洋環境を学ぶ

■30日/13時15分~ さかなクンと学ぼう!海でつながっている世界。みんなの海を守るために~モーリシャスの現場から~
※手話通訳あり。事前登録不要

オンラインイベント視聴用URLはこちら

まずは「ギョギョギョ!」あのさかなクンが登場です。昨年7月にアフリカ東海岸沖に浮かぶ島国モーリシャス沿岸で発生した船舶座礁による油流出事故で、現地に緊急援助隊として派遣されたJICA国際協力専門員の阪口法明さんが、さかなクンもギョギョっ!?とするようなモーリシャス沿岸域の生態系の素晴らしさや直面する問題を報告。フリーアナウンサーの住吉美紀さんがお二人のトークをつなぎます。さかなクンや住吉さんと一緒に、生態系保全のためにできることをクイズやトークを通じてわかりやすく学びませんか?

↑モーリシャスの美しい海を守るために、私たちには何ができるのでしょうか?

 

スポーツには未来をひらく力がある:オリンピアンらと考えるスポーツを通じた国際協力の可能性

■30日/16時30分~ ソウゾウするちから~世界を変える!未来をひらく!スポーツのチカラ~
※手話通訳あり。事前登録不要

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スポーツは、国や民族、文化が異なっても共に参加し、楽しめるもの。JICAはそんなスポーツを通じて、途上国の人々の可能性を広げ、生活をより健康で豊かにするための協力を行っています。スポーツの力を活かした国際協力について、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長からの熱いメッセージを皮切りに、オリンピック女子マラソンメダリストの有森裕子さん、車いすバスケットボール元日本代表・JICA海外協力隊OBの神保康広さん、JICA海外協力隊OB・パナソニック株式会社の園田俊介さんが、ご自身の実体験を交えながら、意見を交わします。

↑日本オリンピック委員会の山下泰裕会長からメッセージを頂きました(写真:アフロスポーツ/JOC)

 

↑イベントに登壇するのは、写真左から、園田俊介さん、有森裕子さん、神保康広さん

 

写真に込めた想いを聞きながら、途上国を旅してみませんか

■31日/12時~ 地球ギャラリー 写真で旅する世界~ファインダー越しの途上国~
※手話通訳あり。事前登録不要

オンラインイベント視聴用URLはこちら

JICA広報誌「mundi(ムンディ)」の人気コーナー「地球ギャラリー」に登場する写真家清水匡さん、桜木奈央子さんが、その写真に込めた想いを語ります。海外経験が豊富な漫画家のヤマザキマリさん、落語家の春風亭昇吉さんと一緒に、途上国の現状や人々をよく知るお二人から、ファインダー越しに見た途上国の魅力を聞くと、まるで旅に出たような気分になれるかも。

 

地球ギャラリーに掲載された写真を集めたウェブサイトも公開予定。こちらもお楽しみに!

↑写真上:写真家清水さんと作品「取り残された村—パキスタン」から

 

↑写真家桜木さんと作品「12年越しの結婚式—ウガンダ」から

 

日本で、途上国で、サッカー女子にエールを!

■31日/15時45分~ 羽ばたけ!世界のサッカー女子!~ジェンダーや環境の壁を超えて~
※手話通訳あり。事前登録不要

オンラインイベント視聴用URLはこちら

今年9月、日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ(Women Empowerment League)」が開幕します。女子サッカーの発展、そして、サッカーに打ち込んだ女子の社会での活躍の可能性について、女子サッカーの第一線を切り開いてきたお二人—WEリーグ初代チェアとなる岡島喜久子さんと長年にわたりスペインサッカーの最前線でキャリアを築いたJリーグ理事の佐伯夕利子さん—が初顔合わせ。さらに、女子がスポーツをする機会がまだまだ少ない途上国でJICA海外協力隊として女子サッカー指導を行ってきた相葉翔太さんも登壇。ミャンマーやスリランカで女子サッカーの現状や相葉さん自身の学びを共有し、日本で、途上国で、サッカーを通した女子の活躍にエールを送ります。

↑海外協力隊員としてスリランカで女子サッカーの指導を行っていた相葉翔太さん(左から2番目)

 

↑(左)日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」チェア岡島喜久子さん (右)Jリーグ理事の佐伯夕利子さん

 

中高生を対象としたワークショップも:参加申し込みはお早めに!

■30日/15時~ 【一般/中高生対象ワークショップ】「JICA地球ひろばでみんなで考えよう! 国連WFP~食べるから世界を考える~(先着順・定員制)

※申し込み先はこちら

国連WFP(世界食糧計画)職員の我妻茉莉さんとともに国連やNGOだけでは解決できない食糧危機について学びます。飢餓と栄養不良を世界からなくすためにできることは?
対象: 第一部(前半30分):どなたでも参加可能、 第二部(後半60分):中高生のみ(定員30名、先着順)

↑世界の「食」について一緒に考えてみませんか? (左)写真提供:WFP / Ratanak Leng (右)写真提供:WFP /Michael Tewelde

 

■31日/10時30~ 【中高生対象SDGsワークショップ】世界の課題を知ろう!~青年海外協力隊の写真から学ぶSDGs~(先着順・定員制)

※申し込み先はこちら

国際協力の取り組みを展示紹介している「地球ひろば」がワークショップを開催。青年海外協力隊が貧困、差別、環境問題などの課題についてSDGsの視点から現地での体験を伝えます。

 

ほかにも、国際機関キャリアセミナーや、お笑いジャーナリストたかまつななさんとSDGsについて考えたり、NGOが現地から生中継するオンラインスタディツアーなど盛りだくさん。詳しいスケジュールやイベントへの参加方法は「EARTH CAMP」ウェブサイトのイベントページをご覧ください。

<EARTH CAMP メインイベント>
https://earthcamp.jp/mainevent/

 

みなさまの参加をお待ちしています!