アクションカメラのパイオニア、GoProからシリーズ最小・最軽量となる「HERO4 Session」が登場。ハワイで行われたプレスカンファレンスで、その実力をチェックしてみました。
兄弟機より50%も小型化!
GoProは、これまでシリーズ共通のボディデザイン&操作性が特徴でしたが、「HERO4 Session」(左)は、キューブ状の新デザインを採用。兄弟機HERO4 Black/Silverに比べ、50%の小型化、40%(※)の軽量化を実現しています。
天面に備えたシャッターボタンを軽く押せば、電源が入って録画スタート。もう一度押せば、撮影を終了し、電源もOFFになります。また、長押しすればタイムラプス静止画撮影が可能。とてもシンプルな操作性が魅力です!
ハウジング不要で10m防水を実現!
手のひらにすっぽり収まるコンパクトボディながら、なんと10m防水を実現。兄弟機のハウジングの40m防水に比べて簡易的ですが、スノーケリングやサーフィンなどのマリンスポーツには十分な仕様です。
スノーケリングなどで撮影した映像がコチラ!
小型で泳ぐ際の抵抗が少ないため、スムーズに亀に近づくことができました。甲羅の模様などをクリアに撮影できている点にもご注目! 画質は技術・工学エミー賞(優れたテレビ番組、放送技術などを称える米国の賞)の受賞に貢献したGoProシリーズのクオリティをしっかり引き継ぎ、申し分なし。
4K撮影や暗所のタイムラプス撮影といった機能は非搭載ですが、兄弟機とすみ分けて小型・軽量化を追求している印象です。
デュアルマイクで音質が向上! 映像の臨場感がアップ!
兄弟機の「HERO4」シリーズは、ハウジングが着脱式。ハウジングに入れると音声がこもってしまいがちでした。一方、「HERO4 Session」は、マイクがハウジングに遮られないため、水上や波打ち際などでの撮影で臨場感のある音声録音が可能。しかもマイクを前面/背面に装備し、強風時などには自動で切り替えるため、風切音を低減できます。
撮影設定や動画確認はスマホアプリで!
撮影モードの変更などは、スマホアプリ「GoPro App」で行います。
撮影した動画・静止画の確認や、スマホへの取り込みも可能。撮影後すぐにSNSに投稿することができます。
マウントなどのアクセサリーはほぼすべて使用可能!
グリップやマウントなど多彩なアクセサリーもGoProシリーズの魅力のひとつ。「HERO4 Session」もほとんどのアクセサリーに対応しており、様々なシーンを撮影できます。
この2枚の写真はスタンドアップパドルボードに、「サーフボードマウント」を利用して撮影したもの。GoProならではのアングルで撮影することができました。
サーフボードマウント
3240円
(※写真は「HERO4 Black Edition」の装着例)
マウンテンバイクなどには「チェストマウントハーネス」がオススメ。ハンドルが写り込み、何のアクティビティをしているかわかりやすく、臨場感もアップします。
チェストマウントハーネス
5940円
(※写真は「HERO4 Black Edition」の装着例)
ちなみに発売中のGet Navi(ゲットナビ) 2015年9 月号巻頭特集「No.1モノ大図鑑」にて、GoPro HERO対応アクセサリー48種類(!)を掲載。イヌの目線取りが楽しめる「ドッグハーネス-Fetch-」など、眺めているだけで楽しいページです! ぜひチェックしてください。
装着時の存在感が少なくスポーツなどに集中できる!
ハーネスなどで体に装着した際に実感したのが、“カメラの存在感の少なさ”。スポーツやアクティビティに一段と集中することができるため、より自然で決定的なシーンを撮影することが期待できます。
【結論】画質・音質・操作性と三拍子揃った優秀アクションカメラ!
フルHD撮影に対応し、デュアルマイクで音質もアップ。ワンタッチで電源オン→撮影開始と操作も簡単です。カメラ任せでよい映像が撮れるので、スポーツやアクティビティに専念しつつ、動画記録を残したい人におすすめです。
5万6160円
※:スタンダードフレームを装着したHERO4 Sessionと、スタンダードハウジングとスタンダードバックドアを装着したHERO4 Silverとの質量差に基づいて計算