外出自粛が続くコロナ禍で、身体が鈍ったと感じている人は多いだろう。そこで今回は、筋トレ系YouTuberとしても活躍するお笑い芸人のコアラ小嵐さんにインタビューを敢行!「モチベーションの保ち方」など、いろいろ聞いてみた。
※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。
運動不足が蔓延して体重増にも影響アリ
すでに1年近く続く外出自粛の動き。通勤という運動が減り、ジムや屋外でトレーニングする機会も失われたことで、身体事情も大きく変化している。コロナ以前(2020年2月以前)と以後(2020年6月)を比較すると、運動不足と感じる人が6割以上、体重が増えた人も4割弱と、健康に大きな影響を与えていることがわかる。
■コロナ以前と比べて体重は増えた? どこが太った?
3割以上の人が、体重が増えたと回答。そのうち9割近くの人が、運動不足になると増えやすいお腹周りが「太った」と回答している。また、太ももやおしりといった下半身が太った人も多く、歩行機会減少の影響を感じる。
■現在、習慣的に行っている運動や筋トレ
ストレッチ、体操、筋トレと、室内でできる種目が大部分を占めた。このほか、近所でも行えるウォーキングやジョギングをする人も多い。一方、集団で行う運動は1割以下に。
■コロナ以前と比べて運動不足になったか?
「あてはまる」と「ややあてはまる」を合計すると、6割以上の人がコロナ禍によって運動不足を感じている。感染者数が増え、緊急事態宣言を発令する自治体もある昨今の状況下では、運動不足な人はより増加していそうだ。
【筋肉賢者に聞いた! 筋トレで身体が変わる】
筋トレ系YouTuberとしても活躍するお笑い芸人のコアラ小嵐さん。筋トレを始めたきっかけや、筋トレを続けるうえで最も高いハードルになる「モチベーションの保ち方」などについて聞いてみた。
ムキムキになったら笑いにつながると思った
将来への不安もストレスも筋トレで変えられた
筋トレを始めたきっかけは、僕の場合は「暇つぶし」だったんです。芸人になろうと上京したけど仕事はなく、友達もいない。不安でいっぱいだったんですが、筋トレして身体を動かしたら、ストレス発散できた。そのうち腹筋が割れたら先輩にいじってもらえて、笑いにつながった。これは、ムキムキになったら面白いのかもと思ったんです。
目標達成を重ねて筋トレを好きになればやめられない
筋トレを続けるコツは、やっぱり「好きになること」が一番。僕はいま、筋トレをすることが楽しい。身体が大きくなっていくのが楽しい。だからやめられないんです。
でも、最初からそんな風には感じられないですよね。じゃあ最初はどうしたらいいかっていうと、筋トレを好きなことに紐付けましょう。ジムでしか着られないような派手なブランドもののトレーニングウエアでジムに行ってみるとか、好きな音楽を聴きながらやるとか、友達と競ってみるとか。
そうやって、最初はまあしんどいですが、なんとか3か月続けてみてください。すると身体がちょっと変わるのがわかります。そうすれば、その成功体験を糧にもう3か月は続けられるはずです。
そうして半年頑張ると、今度は他人が自分の身体の変化に気づいて、言われるようになるんですよ。これが大きなモチベーションになって、もう半年やれる。そうやって1年間続けたら、もう筋トレを好きになっているはずです。
目標を設定するのも良い方法ですが、数年かかるような目標だと挫折しがちです。まずは、持てる重さを10kg増やすとか、小さい目標を設定して段階的にクリアしていくと、達成感を得やすいですよ。
食事は高タンパクにして有酸素運動より筋トレを
筋肉を増やすには、3食とも高タンパクの食事を摂るのが大切です。脂質も必要な栄養素ですが、調理用油や肉の脂などで意識しなくても摂ってしまうので、自分から進んで摂取する必要はありません。
なお、ジョギングなどの有酸素運動は、カロリーを消費するので体重は減りますが、筋肉は増えません。極端に太っていて体重を減らしたい場合以外は、有酸素運動をする時間があるなら筋トレをしたほうが良いと僕は思っています。
【Book】「見せられる身体」を無理なく作る
コアラ式みせ筋体操
KADOKAWA刊
1430円
ストイックさ不要、魅力的な筋肉を最短で作れるトレーニングを紹介。「自宅で週3〜4回、1回10〜15」と手軽に実施できるうえ、芸人ならではの笑える要素も散りばめられている。食生活のアドバイスも役立つ。
【YouTube】笑いに満ちた筋トレ動画で人気
コアラ小嵐さんのYouTubeチャンネル「しょせん筋肉 されど筋肉」は、チャンネル登録者数が25万人に達しようという人気チャンネル。トレーニング風景やメソッド、食生活などを笑いとともに配信中だ。