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2021/3/4 20:00

自動ゴミ収集機付きで10万円切った! 唯一無二のファブリック調「ルンバ i3」の実力

アイロボットジャパンは、2月26日にロボット掃除機の新製品「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」を発売しました。「ルンバ i3」の価格は6万9800円(税込・公式オンライストア価格)、「ルンバ i3+」はクリーンベース(自動ゴミ収集機)付属で9万9800円(同)。

↑ロボット掃除機単体の「ルンバ i3」とクリーンベース付属の「ルンバ i3+」を発売

 

↑サブスクリプションプラン「ロボットスマートプラン+」では、お試し2週間コースと月額固定のあんしん継続コースを用意

 

スタンダードモデルとハイスペックモデルの間を埋める存在

従来、スタンダードモデルの「ルンバ e5」(4万9800円)とハイスペックモデルの「ルンバ i7」(10万9868円、クリーンベース付属のルンバ i7+は14万2868円)には大きな価格の開きがありましたが、「ルンバ i3」シリーズはその間を埋めるポジションとなります。また、初めて10万円を切る価格でクリーンベース付属モデルを提供したことも大きな特徴。ロボット掃除機本体のゴミを自動的に吸い出すクリーンベースは便利だけど「ルンバ i7+」は高価で手が出ない……と悩んでいた人にとって、購入しやすい価格となったと言えるでしょう。

↑クリーンベース付属の「ルンバ i3+」は10万円を切る価格でクリーンベースが付属

 

「ルンバ i3」の肝心の吸引力は「ルンバ e5」の2倍で、上位モデルである「ルンバ i7」と同等となっています。従来同様、回転するエッジブラシでゴミを掻き出し、ゴム製のデュアルアクションブラシで浮き上がらせて吸引するAeroForce3段階クリーニングシステムを搭載し、大きなゴミから細かいチリまでとらえます。今回、新たにリアクティブセンサーを搭載し、掃除中の立ち往生を防ぐ仕組みを導入しました。これにより、ルンバ本体の前側上部に圧力がかかると前進をやめて引き返すため、ベッドやソファの下などギリギリの隙間に入り込んで止まってしまうことがなくなります。

↑回転エッジブラシで壁際のゴミも掻き出し、髪の毛やペットの抜け毛が絡みにくいゴム製デュアルアクションブラシでゴミを浮き上がらせる

 

↑リアクティブセンサーの新搭載により、ギリギリの高さの隙間に挟まって抜け出せなくなる事故を防ぎます

 

充電後は掃除を中断した位置から再開する

「ルンバ e5」との大きな違いは、掃除をする際の動き方と、専用アプリで掃除履歴マップを作ること、さらに、掃除途中で充電・再開できることです。「ルンバ e5」は部屋の中を縦横斜めランダムに動き回って空白を埋めていく動き方をしますが、「ルンバ i3」はフロアトラッキングセンサーによるナビゲーションで移動距離を把握しながら、直線的に規則正しいパターンで順序よく、効率よく部屋を掃除していきます。同時に掃除したエリアをマッピングし、作成したマップは専用アプリ「iRobot HOME」で確認することができます。複数の部屋をまたがって掃除した場合でもベースの位置を把握しているため、掃除途中でバッテリーがなくなっても一度ベースに戻り、充電後に掃除を中断した位置から再開できます。

↑「ルンバ i3」は直線的に規則正しく掃除し、バッテリーが少なくなったら充電に戻り、掃除途中の場所から再開します

 

↑専用アプリ「iRobot HOME」では、いつどこを掃除したかをマップで確認できます

 

掃除履歴マップは、掃除したエリアを把握できるため、家具などが邪魔で掃除できないエリアがあった、部屋を区切るドアを開け忘れてしまったというように、次回の掃除のための改善ポイントを発見できます。なお、マップはあくまで履歴を見るためだけのものなので、上位モデルの「ルンバ i7」のように間取りを学習・記憶して特定エリアや特定の部屋だけを掃除したり、逆に特定エリアを侵入禁止にしたり、ということができません。

↑新製品「ルンバ i3」は3~4部屋の家に住むヤングファミリー向け

 

「ルンバ i3+」は約60日間ゴミを捨てなくてもOK

「ルンバ i3+」に付属するクリーンベースは、ルンバ本体がベースに戻るたびにダストボックスの中身を吸引し、ベース内部の紙パックにゴミを収納する仕組み。ルンバ本体とクリーンベースをつなぐ経路は密閉されており、また、ゴミをためる紙パックも捨てる際には開口部がシャッターで閉まるので、ルンバが集めたゴミを撒き散らす恐れがありません。このクリーンベースには最大約60日分のゴミを収納できるので、掃除のたびにゴミ捨てする煩わしさから解放されます。特にペットを飼っていて抜け毛が多い家庭にとって、ゴミ捨ての手間が減るのはうれしいことではないでしょうか。また、「ルンバ i3」シリーズは床拭きロボットの「ブラーバ ジェット m6」との連携ができ、ルンバによる掃き掃除が終わると自動的にブラーバが拭き掃除を始める、ということが可能となります。

↑クリーンベースから紙パックを引き抜くと自動的にシャッターが閉まり、集めたゴミが飛び散ることがありません

 

インテリアに馴染むファブリック調のグレーボディを採用

また、「ルンバ i3」はルンバとして初めてファブリック調のグレーボディを採用しました。アイロボット本社のデザインチームが、日本をはじめ各国の家庭を訪問し、家具や家電製品にどのような色・素材が使われているか調査。ユーザーの意見も聞いて、インテリアに馴染むデザインを取り入れたものです。ファブリック調にしたことで、ホコリや指紋がつきにくく、目立ただなくなるというメリットもあります。

↑天面がファブリック調デザインとなったことで、指紋やホコリが目立たず清潔感があります

 

このほど開催された「ルンバ i3」のオンライン発表会で、アイロボットジャパンの挽野 元(ひきの・はじめ)社長は、「コロナ禍によりおうち時間が増加したことで、部屋を清潔に保ちたいと掃除意識が高まっており、ロボット掃除機に追い風が吹いている」と、今回の新製品導入が時代のニーズに合致していることを強調したうえで、「今までの掃除を手放して(ロボット掃除機で)新しいライフスタイルを」とアピールしました。

↑「ロボット掃除機で新しいライフスタイルを手に入れてほしい」とアイロボットジャパンの挽野社長

 

さらに、特に「ヤングファミリーに新しいライフスタイルを体験してほしい」と、ロボット掃除機導入のハードルを下げる体験キャンペーンを展開中です。こちらは、合計で1万名に「ルンバi3」または「ルンバi3+」が無料で2週間お試しできるというもの。締め切りは5月19日までなので、気になっている人はぜひ応募してみてください。

↑合計1万名に、「ルンバi3」または「ルンバi3+」が無料で2週間試せるキャンペーンを実施

 

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