「家電大賞」は、トレンド情報誌「GetNavi」と白物家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今回で6回目となる「家電大賞2020-2021」では、ノミネートされた全155製品のなかから、 読者投票(投票期間は2020年11月22日~2021年1月6日)により、 グランプリと部門賞(特別賞含む18部門)が決定した。
炊飯器部門の金賞を獲得したのは、タイガー魔法瓶の「土鍋ご泡火炊きJPL-A100」。同機の何がスゴいのか? 本稿では改めて紹介していこう。
【炊飯器部門】金賞
タイガー魔法瓶
土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉
蓄熱性と遠赤効果の高い土鍋と、やさしい泡立ちの“ご泡火炊き”で極上の炊き上がりに。蒸らし時に土鍋内の圧力と水分を制御し、ごはんの甘みとハリ、弾力を引き出す。50種類の銘柄炊き分け機能と、茶碗1杯からおいしく炊ける「一合料亭炊き」機能を搭載。
SPEC ●炊飯容量:0.5〜5.5合 ●炊飯方式:土鍋圧力+多段階圧力機構 ●内なべ:本土鍋 ●炊飯時消費電力1080W ●メニュー:白米、一合炊き、早炊き、炊込み、おこげ、玄米、麦めしなど ●保温時間:24時間 ●サイズ/質量:約W290×H220×D351mm/約7.4kg
【読者コメント】
「土鍋ならではの甘みのあるごはんがとてもおいしいです」(30代・女性)
「“泡”で米のうまみを守る発想や “おひつ”を基にした保温など着眼点が面白い」(40代・男性)
炊飯器部門で金賞に輝いたのはタイガー魔法瓶の「土鍋ご泡火炊き」。同シリーズはなんと2年連続の金賞受賞となった。
〈炊きたて〉シリーズ50周年記念モデルのJPL-A100は、同社が“最高傑作”と語る逸品だ。内なべには遠赤効果の高い四日市萬古焼の土鍋を使い、最高温度約280℃(※1)で加熱。土鍋が生み出す細かく均一な泡を利用した「ご泡火炊き」技術でうまみを逃がさず炊き上げる。さらに保温時には、独自の「ハリつやポンプ」で木製のおひつの湿度管理を再現する。
※1:内なべ外側底面の温度
こうして炊飯したごはんは「炊きたて、保温、冷やごはんのどれもおいしい」などユーザーも絶賛。土鍋ごはんの“スゴみ”を改めて見せつけた一台と言える。
【POINT1】「四日市萬古焼 」本土鍋
内なべに三重県四日市市の「萬古焼」の本土鍋を使用。通常の金属釜の約4倍(※2)の遠赤効果を持つ土鍋を高火力で加熱し、土鍋から生まれる輻射熱で米一粒一粒を芯からじっくり火を通し、米の甘みを引き出す。
※2:JPL-A100と同社従来品JKT-C100(2019年製)の内なべの比較
【POINT2】土鍋ご泡火炊き
土鍋が生み出す細かく大量の泡で米を包んで炊飯。米同士がぶつかり傷つくのを抑えることでうまみ成分を閉じ込め、つややかでもっちりとした食感に炊き上げる。さらに仕上げ工程で釜内を高温維持し、ごはんの甘みをアップ。
【POINT3】おひつ保温
新搭載の「ハリつやポンプ」が保温時に外気を取り込み、余分な蒸気を放出。木製のおひつが呼吸するようにごはんの水分をコントロールする仕組みを再現し、土鍋ごはんの豊かな香りと弾力を長時間持続させる。