雑貨・日用品
2021/4/9 17:45

いつものハンドソープ液がそのまま使えてコスパよし! キレイキレイの「オートディスペンサー」を使ってみた

このコロナ禍で様々な生活様式が変化しましたが、最も変わったことのひとつは「こまめに手を洗う」習慣が身についたことではないでしょうか。筆者はスマホを持つようになったころから、液晶画面に指紋がつくのが嫌で、割とこまめに手を洗うようになったのですが、この1年で手洗いの意識はさらに強くなり、外出時や帰宅時はもちろん、自宅で仕事をしていても1日何度も手を洗うようになりました。

 

これまで自宅では泡で出るタイプのプッシュ式ハンドソープを愛用してきましたが、帰宅してまず手を洗う、というときにポンプの上部に触れることがなんとなく憚られるようになり、指ではなく手の甲で押すなどなるべく容器に触れないように工夫していました。そんなときにネットで見つけたのが、ライオンがキレイキレイブランドから発売した「薬用 泡ハンドソープ専用オートディスペンサー」です。

 

こちらは、容器にセンサーが内蔵されており、手を差し出すだけで1回分の泡ハンドソープを噴出してくれるというもの。非接触で手を洗えるので、帰宅してすぐに手を洗いたいときでも衛生的に使うことができます。実売価格は、1回分の泡ハンドソープ詰め替え(200ml)がついて2750円。なお、現在はAmazonなどのネット通販先行販売で、店頭での発売は5月26日を予定しています。

↑キレイキレイ薬用泡ハンドソープ専用オートディスペンサー

 

いままでのハンドソープ液がそのまま使える

このオートディスペンサーがいいと思ったのは、これまでプッシュ式で使っていたキレイキレイの泡ハンドソープ液がそのまま使えるという点。コロナ禍で手を洗う回数が増えたので、我が家では泡ハンドソープ液を多めにストックしていました。それがそのままこのオートディスペンサーでも使えるのがすごくいいなと感じたのです。キレイキレイの泡ハンドソープ液は、近所のスーパーでもドラッグストアでもどこでも買える便利さと、大容量の詰め替えパックや詰め替えボトルなどもラインナップしており価格の手ごろさが気にいってずっと愛用しています。

 

これまでも家庭用のオートディスペンサーがあるのは認識していたのですが、他社のは専用ボトルしか使えず、それゆえ詰め替えコストがやや高いので購入には踏み切れませんでしたが、こちらのモデルは汎用性があります。我が家は泡ハンドソープの容器を洗面台やキッチン、トイレなどいろいろな場所に置いて使っていますが、オートディスペンサーでも従来のプッシュ式容器でも同じ泡ハンドソープ液を共用できるので、オートディスペンサー用に別途用意しなくてもいいのが非常に便利です

 

製品の説明書にはキレイキレイの泡ハンドソープ専用と記載されており、それ以外の液を使うと液の粘度の違いでうまく泡にならなかったり、最悪は詰まってしまう可能性があるので使わないように、と書かれています。キレイキレイの泡ハンドソープ液はシャバシャバの液なので、同じような液なら他社のハンドソープ液も使えるかもしれませんが、試す場合は自己責任で。

 

約1.5倍のたっぷりの泡でしっかり洗える

製品を見ていきましょう。まず、パッケージにはオートディスペンサー本体と、詰め替え用のキレイキレイ泡ハンドソープ液(200ml)、単三乾電池3本、説明書が同梱されています。キレイキレイの泡ハンドソープ液は「シトラスフルーティー」「フルーツミックス」「フローラルソープ」の3種類の香りがありますが、付属しているのはベーシックな「シトラスフルーティー」です。なお、どの香りでも使えますが、トロッとした液体の自分で泡立てる「液体ハンドソープ」は使えませんので注意しましょう。こちらは「泡ハンドソープ専用」です。

↑同梱品

 

まず、本体の底面のフタを外して付属の単三乾電池3本を入れます。続いて、上部のフタとキャップを外し、泡ハンドソープ液を入れます。タンクの容量は200mlでいっぱいという感じ。なお、本体の背面にはスリットがあり、そこからハンドソープ液の残量が確認できます。このオートディスペンサー本体はIPX4相当の生活防水仕様なので、多少の水しぶきがかかっても大丈夫。ただし完全防水ではないので、丸ごと水洗いしたり水没はNGです。

↑底部のフタを外して付属の乾電池を入れます。ゴムパッキンがついているのは防水のため

 

↑泡ハンドソープ液は上部から入れます

 

【製品の詳細(クリックすると拡大します)】

 

以上で準備は完了。さっそく使ってみましょう。まず、本体前面の下部にある電源スイッチを入れましょう。電源オンの状態では青色のランプがゆっくり点滅します。このオートディスペンサーは基本、つねに電源オンの状態にしておくものですが、ランプの点滅が気になる場合はオフにしてもよいでしょう。ちなみに筆者は2月に購入してから1か月以上、電源をオンにしたまま使っていますが、まだ電池を交換する必要がないので、常時オンでも電池の消耗はほとんどなさそうです。

 

電源オンの状態で、ノズルの下に手を差し出せば、自動で1回分の泡が噴出されます。約1秒噴出したあと自動で止まりますが、途中で手を抜けばすぐ止まります。この泡、1回で手動のプッシュ式の約1.5倍の泡が出るようになっているとのこと。以前のプッシュ式はつい2回押してしまうこともありましたが、これなら1回で手首までしっかり洗えます。

↑1回でたっぷりの泡が噴出されます

 

また、泡の質も手動のプッシュ式よりキメ細かくホイップクリームのようななめらかさで、指先や爪の隙間の細かい部分までやさしく洗うことができます。

 

ネットの口コミなどを読んでいると、泡を噴出するときの音が少し気になる、という声がありましたが、たしかにブーンという音がするものの個人的にはほぼ気になりませんでした。

 

あまりの快適さにもう1台購入を検討

発売されてから1ヶ月以上使っていますが、手を触れずにハンドソープが噴出されるのは、思った以上に快適です。我が家は自宅入り口近くの洗面台に置いて、帰宅時にすぐ手が洗えるようにしていますが、料理で手が汚れたときにも便利そうだと思い、キッチン用にもう1台購入することを検討しています。

 

使っているうちにひとつ気づいたのは、本体の噴射ノズルのあたりにハンドソープ液が残ってしまうこと。ノズルの液切れは悪くないのですが、手の位置によっては泡がノズル付近に付着してしまうようです。ここはたまに拭いてあげるといいでしょう。

↑ノズルの近くに泡が付着することがあるので、たまに拭きとってあげるとよいでしょう

 

非接触で手を洗うことができる点はもちろん、これまでの泡ハンドソープ液がそのまま使えてランニングコストも安く、安心のライオン「キレイキレイ」ブランドの製品ということで、万人にオススメなオートディスペンサーといえそうな本品。手洗い習慣が根付いたいまだからこそ、ぜひ職場やご家庭に導入してみてはいかがでしょうか。

 

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