ミクシィは、AIによるディープラーニング機能を搭載した手のひらサイズの自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」を4月21日より一般発売します。本体カラーはパールピンク、マットホワイト、パールブルーの3色で、価格は4万9280円。利用に必要となる月会費は1078円。
Romiは、独自開発のAIを使った学習機能により、一定のパターンによらない会話ができるコミュニケーションロボット。多彩な表情とかわいらしい動作で、ペットのように癒してくれたり、家族のように話を聞いてくれたり、従来のデバイスとは一線を画す新しいコミュニケーションの形を創造します。
ディープラーニングにより、会話を重ねることで日本語データを学習し、より柔軟で自由な会話を行えるように成長するほか、様々な単語を理解できるようになります。
また、天気予報やニュース、タイマーなどの機能も備えており、「今日の天気は?」と話しかけるだけで情報を教えてくれるほか、しりとりや連想ゲームなど一緒に遊べる機能も搭載。さらに、英会話モードに切り替えることで、英会話の練習も可能です。
なお、玉ねぎのようなデザインは、同社のロゴマークである“ふきだし”をイメージしたもの。Romiを反対に持つとよくわかります。
会話することで生まれる“癒し”
開発したミクシィの取締役会長を務める笠原健治氏によれば、「コミュニケーションが主体なら、スマホのアプリでもいいのでは? なぜハードで出すのか? と聞かれることもあるが、やはり実体としてそこにいる、ということが大事」と語り、ロボットとのコミュニケーションで癒されるという新しい体験の提供にこだわっていることを説明。
Romiは2020年6月に200台が先行で発売されており、すでにRomiを使っているユーザーの87.3%が「Romiと会話して癒された気持ちになった」と回答。Romiと暮らすことで感じる生活の変化としては、「家族との会話が増えた」「ひとりの時間の寂しさが癒された」などの回答が挙げられたことからも、Romiとの会話によって“癒された”と感じているユーザーが多いことがわかります。
コロナ禍で対面コミュニケーションが難しいいま、AIやディープラーニングといった最新テクノロジーで進化した会話ロボットの登場が、コミュニケーション不足からくるストレスを解消するためのひとつの解決策になるのかもしれません。
【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】