購入後にそのまま飲める缶飲料などを「Ready To Drink」、略してRTDと呼びます。7年連続前年比超えというこの市場で、年間販売目標を3か月で突破したのが「サントリー こくしぼり」です。
発売から約3か月で年間販売計画数を突破!
サントリー
こくしぼり レモン&ライム・グレープフルーツ・オレンジ・芳醇ぶどう
184円
豊かな果実感と深いコクを実現した商品。2015年2月10日に、レモン&ライム・グレープフルーツ・オレンジの3味が発売され、5月29日には年間販売目標の150万ケースを突破。好調のなか4月28日より季節限定で「こくしぼり<芳醇ぶどう>」が発売されました。
「こくしぼり<芳醇ぶどう>」の3つのスゴさ
スゴさ1つ目 販売計画1.7倍!
こくしぼりの当初の年間計画は150万ケースでしたが、発売より約3か月後の2015年5月29日には突破。計画の数値は、改めて約1.7倍となる250万ケースに上方修正されました。
スゴさ2つ目 果汁28%!
果実の風味を最大限に生かすため、搾った果汁などを贅沢に使用するのが本シリーズの特徴のひとつ。〈芳醇ぶどう〉には28%、〈オレンジ〉には37%もの果汁が入っています。
スゴさ3つ目 30~40代に好評
こくしぼりの支持層は、特にプレミアムビールを好んで飲む30~40代男女が全体の6割弱を占有。こだわりの作りが、味にうるさいユーザー層の取り込みにも成功しました。
成長し続けるRTD市場のなかで、なぜこれほどまでに受け入れられているのかサントリーホールディングスの広報部・三上泰斗さんに話を聞きました。
「近年、缶チューハイに『果実感』や『濃さ』、『コク』を求めるお客様が増えてきています。ビールでも高付加価値商品が売れているように、この市場でも素材や製法にこだわったものがより求められているといえるでしょう」
購入層の調査でも、特にプレミアムビールを愛飲する30~40代に支持されているようです。では、味の差別化を図るための製法とは?
「果汁本来の深みのあるコクにこだわり、果汁の量を増やしたのですが、それだけでは不十分でした。そこで、果実や果皮を漬け込んだリキュールも使用し、理想とする上質なコクの実現に成功。生の果肉や果汁のおいしさ、爽やかさも味わえるようになりました。お酒ですが、フルーツを食べているような感覚でもお楽しみいただけると思います」
巨峰を漬け込んだリキュールをベースに、ぶどう果汁も28%と豊富に使用。飲む際には逆さまにして、よく混ぜてから味わってください。
最大の特徴が混濁果汁。〈グレープフルーツ〉は28%、〈レモン&ライム〉は11%、〈オレンジ〉は37%と味によって割合を調整してあります。
この〈芳醇ぶどう〉に続く季節限定商品として、7月28日には〈豊潤もも〉が発売されました。
限られた地域、農園でのみ生産されている希少な品種・黄金桃の浸漬酒に加え、果汁も28%使用。さらに桃リキュールとブランデーも加わる傑作となっています。