台湾Acerは、裸眼で3D体験が可能になる「SpatialLabs(スぺイシャルラボ)」を発表。合わせて、SpatialLabsの技術を搭載したプロトタイプノートPCを公開しました。
SpatialLabsは、ステレオカメラセットでユーザーの頭と目の位置や動きを追跡するアイトラッキングソリューションのほか、立体3Dディスプレイ、リアルタイムレンダリング技術を組み合わせたソリューション。この3つによって人の左右の目に異なる画像を見せることができ、コンテンツが画面の前に浮いて見える立体的な3D効果を作り出すことができるといいます。
これにより、3DメガネやVRゴーグルを用意することなく、没入型の立体3D体験が可能になるとのこと。
台湾Acerは、SpatialLabsを提供することで、3Dコンテンツを扱うクリエイターの負荷を排除し、360度の視点でモデルを回転、移動、画面からドラッグなどをして、すべての角度からオブジェクトを確認することが可能になるとしています。
また、合わせて公開されたプロトタイプノートPCは、デフォルトで2D表示のモードに設定されており、専用アプリケーションを起動すると立体3Dモードが自動でオンになるモデルとのこと。
このプロトタイプノートPCは、台湾Acerが開始するデベロッパー向けプログラムに応募、選定されたデベロッパーが3カ月間無料で利用できるようになるとしています。
一般ユーザーが使えるようになる時期はまだ先になりそうですが、SpatialLabsを応用したエンタメノートPCなどが登場するとおもしろそうですね。