家電
2021/6/9 7:40

消費者の変化に家電はどう応えるのか? パナソニックが食でつながるSNS「EATPICK」をローンチ

パナソニックは、食に関する情報を共有できるコミュニティサービス「EATPICK」をリニューアルし、アプリ版の提供を開始します。それに合わせ、家電と食を定期的に届けるサブスクリプション「foodable」、個人の腸環境に応じて最適な情報や食材を届ける「おいしく腸活」の2つの新サービスを本格導入し、食のサービス事業展開を加速します。

↑食をテーマにしたSNS「EATPICK」

 

EATPICKは、2020年5月に誕生した“食に関する新たな発見や楽しみを共創するコミュニティサービス”。この1年で会員数は25万人を達成し、述べ300万人以上が利用するサイトに成長しています。開設1年を機にサービス内容を拡充し、WebコミュニティからSNSへとサービス形態を一新。UIの改善など使いやすさを追求したアプリ版サービスの提供を開始します。

 

また、これまで試験的に導入していたサブスクリプションサービスを「foodable」として4コースで本格展開。全コース一律月額3980円(税・送料込み)のお手軽な料金で、パナソニックの最新家電レンタルと食材の定期宅配を組み合わせたサービスを受けることができます。

↑家電と食のサブスクリプションサービス「foodable」

 

用意されるコースは、同社の炊飯器の最上位機種をレンタルして、ごはんソムリエが厳選した銘柄米のなかから毎月2種類を選んで食べ比べることができる「ごはんソムリエ厳選 銘柄米食べくらべ」、タンブラーミキサーと楽天ファームが提供する冷凍スムージーキットがセットになった「100%オーガニックスムージー おいしく飲む健康」、ホームベーカリーと日清フーズのパンミックスがセットになった「選べるパンミックス ふっくら焼き立て初体験」、オーブントースターと敷島製パン(Pasco)の冷凍パンがセットになった「風味豊かなパンで目覚める お手軽ベイクアップ」の4コース。毎月食材を選んで試すことができるので、手軽に色々な味が楽しめます。

↑foodableでは家電レンタルと食材の定期配送を組み合わせたサービスを提供

 

↑提供される商品イメージ

 

また、インナービューティの向上を目指す「おいしく腸活」サービスでは、腸内フローラ解析サービスを提供するサイキンソーと協力し、自分の腸内環境を見える化した上で、日々の食事を記録に残せる食のパーソナルカレンダーや献立ナビなどの情報を提供。さらに、腸活食材と引き換えられるクーポンなどももらえます。こちらも月額3980円(税・送料込み)。

↑個人の腸内環境に応じたサービスを提供する「おいしく腸活」

 

↑腸内フローラを解析して、それに基づいたパーソナルサポートを提供します

 

デビューキャンペーンとして、「foodable」「おいしく腸活」のコースを契約すると、3980円分のポイントがもらえる実質1か月キャンペーンを7月31日まで実施。各コース先着100名となるので、興味がある方はチェックしてみて下さい。

 

消費者の価値観はモノから体験に変化

家電のイメージが強いパナソニックがフードサービスに注力する背景には、社会情勢の変化により“豊かさ”の価値観に変化が見られることがあります。

 

これまで同社では、新しい家電製品を購入することで得られる物質的豊かさや、高機能な家電による利便性を提案してきましたが、今後は体験や感動に重きを置く情緒的豊かさや、コミュニティでのつながりを重視する関係性価値が求められるようになると分析。家電の機能的進化だけではなく、食に関するサービスのなかで同社の家電も訴求していくことで、これからの消費者に選ばれる家電メーカーになっていきたいとしています。

↑同社による社会変化と価値観の変化の分析

 

今回新たにスタートする「foodable」や「おいしく腸活」などは、まさに家電と食を組み合わせて提案する画期的なサービスとなっており、今後は調理用家電だけでなく、ほかの分野の製品でも同様のサービスが増えていきそうです。

 

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