9月1日の販売開始に先駆け、今年も青山にあるほぼ日オフィシャルショップ TOBICHI 2にて、「ほぼ日手帳2017」のラインナッププレビューが開催されている。
ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の企画として2001年にスタートした「ほぼ日手帳」は、2017年度版で16年目。昨年版は61万部を販売し、いまや日本でもっとも有名な手帳といっても過言ではないだろう。
■「ほぼ日」本体の改良点
今年のほぼ日手帳本体も、ユーザーの声を元に、昨年度版からいくつかの改良をはたしている。
比較的目立つポイントが、オリジナル/カズン/Plannerの「1日ページ」前にある、各月トビラページのデザイン変更。まず、ページ上部に色帯を敷くことで、ペラペラとページをめくる時にも月初めを見つけやすくなっている。
さらに、ページ内の罫線を実線化して間隔を調整するなど、さらに書きやすくする工夫がなされている。
年間のカレンダーページは、これまで見開き2年表示だったものを3年に変更。年号だけでなく「今年」「来年」「去年」といった分かりやすい表記を追加することで、パッと見た時の年感覚が掴みやすくなっている。
また、冒頭には前年度版からの引き継ぎ内容を書き込んだり、新年度の決意を書き込むための「Turnning the page to a new year」ページも設けられた。Weeksでは、月間カレンダーページでこれまで日曜の枠だけが小さく設定されていたが、これを他の曜日と揃えて同サイズに変更。休日の予定もしっかり書き込めるようになっている。
■今年の注目ラインナップを紹介
ほぼ日手帳といえば、やはり多彩なカバー。全79種のカバーのなかでも、特に注目したいものをお伝えする。
今年もハードな抽選が予想される人気の「piece,」カバー
女性に圧倒的人気のminä perhonen「piece,」カバーは、オリジナルとカズン用に今年も抽選販売。応募殺到が予想される。
美しいパッチワークデザインと手触りの楽しさは、手帳を使う楽しさにもつながるだろう。ビジネス用には向かないが、プライベートなら実は男性が使うのも悪くないかもしれない。
同じく抽選販売となるHENRY CUIRの牛革カバー
イタリアの工房ですべて手作業で作られるHENRY CUIRのシボが美しい革カバーは、昨年と同様、オリジナル用の「INTÈGRE」とカズン用の「SPONTANÉ」がラインナップ。表紙右下のかわいいワンポイント刺繍もお馴染みの通り。
育てるのが楽しみになる深い色合いの革に、ほっこりするキュートな刺繍という組み合わせの品の良さは、性別年齢を問わず似合うこと間違いなしである。
ビジネスにも違和感のないシンプルなルックス
機能系カバーとしては、WEEKSをくるっと包んで、さらに文房具などと一緒に持ち運べるB印YOSHIDA「サンドウィッチ」がモデルチェンジ。カバーを留めるスナップボタンを平ゴムのバンドに変更したことで、手帳へのアクセスが簡単になっている。
素材もマウンテンパーカーなどに使われる「60/40クロス」という耐摩耗・耐水性のものに。ふっくらした柔らかな外観とタフネスを両立させているのも魅力だ。
防水に優れたポリエステル生地を使用した新作
機能系からもうひとつ。2017年の新作として、アウトドアブランドのSnow Peakが手がけた『Stuffed Shell』が登場した。手帳と共に文房具や身の回りの品をひとまとめに持ち歩くための、ポーチとしての要素も強いカバーだ。さすがSnow Peakブランドだけあって、防水に優れたポリエステル生地はアウトドアでも安心して使える仕様となっている。
内部は大きく3つのエリアに分かれており、「左インナー」には5本分のペン差しとキーループ、大きなポケット、手帳本体を挿し込む「中央見開き」には他にカードポケットや手帳ページを固定するしおりバンド、「右インナー」にはマチのあるジッパー付きメッシュポケットが2つ、という構成。厚みがあるシェルボディは収納力たっぷりで、これ一つを手に仕事に出ることも可能だろう。
このラインナッププレビュー、会期は8月20日(土)から29(月)までの10日間。会場は青山にあるTOBICHI2で11:00〜20:00まで開催となっている。会場内では「ほぼ日手帳公式ガイドブック2017」の先行販売や、その他関連グッズの販売も行われている。他にも新作が目白押しなので、気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
【URL】
ほぼ日手帳2017 http://www.1101.com/store/techo/