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2015/8/6 17:15

【飯テロ注意】絶品つけ麺5選

 

ご存知でしたか? 「つけ麺」のルーツは、ラーメン店の職人が“まかない料理”としてザルに残った麺をスープの入った湯飲みで食べたこと。

 

偶発的に生まれたこの「つけ麺」は、日々進化を重ね、いまやバリエーションがきわめて多彩。

 

というわけで本記事では、いまもっとも注目すべきつけ麺の名店を5つ紹介。以下、ヨダレにご注意してお読みください。

 

これぞ豚骨ドロドロ系!豚骨100%の濃厚出汁を楽しめる

【超こってりつけ汁×極太麺】

無鉄砲つけ麺 無極(野方駅)

「無極」は、京都に本店を構える無鉄砲グループのつけ麺専門店。店主の赤迫重之氏が徹底的に追求したスープは、豚骨と水のみという圧倒的なシンプルさが特徴だ。出汁に使うとんこつは様々な部位を使用し、巨大な羽釜で丹念に炊く。見た目通りの濃厚さだが、一味唐辛子と柚子によって、しつこさを感じさせない。

 

自家製の太麺は、この濃厚スープによく絡むモッチリしたタイプ。ボリュームがあり、つけ汁をネットリと絡ませてくれる。ドロドロのルックスから、年配者や女性は犬猿してしまいがちだが、スープにはコラーゲンがたっぷりなのでオススメだ。ラードなどの脂を一切使っていないので身体にやさしく、安心して食べられるのがうれしい。

↑「濃厚豚骨つけ麺」(830円)。スープは羽釜で炊いてうまみを凝縮。ちなみに麺のあつもりや、つけ汁の温め直しもしてくれるので、最後までおいしく食べられる!

【SHOP DATA】

無鉄砲つけ麺 無極(むてっぽうつけめん むきょく)
西武新宿線野方駅徒歩5分
東京都中野区丸山2-1-1
電話番号:03-3338-9998
定休日:月曜日 *祝日は臨時営業の場合あり

 

 

歯応えのある自家製麺に海老油と豚骨魚介が絡む

【こってりつけ汁×中太麺】

勢得(千歳船橋駅)

2001年に町屋で開業した「勢得」は、豚骨魚介ジャンルのなかでトップクラスと称される実力店。2007年に移転した先は「桜ヶ丘三丁目」バス停目の前とはいえ、駅から遠くアクセス良好とは言えない。だが、至高の一杯を求める客が行列をつくる光景は相変わらずだ。

 

人気のワケは他を圧倒する味の完成度の高さにある。独学で作り上げた自家製麺は、モチモチで歯応えがいいうえに、うまみもギッシリ。一方、味を少しずつ改良しているというスープも神レベルのおいしさだ。

 

濃厚な動物系ポタージュと力強い魚介系のエキスが見事に調和し、存在感たっぷりの醤油ダレと渾然一体に。さらに、ふわっと広がる海老油が全体をまとめ上げ、この一杯を無二の存在へと昇華している。

↑「つけめん」(830円)。メンマとチャーシューはビッグでインパクト抜群。だが、つけ汁に麺を入れた瞬間、主役は麺に変わる。バランスに優れた一杯だ!

(SHOP DATA)

勢得(せいとく)
小田急小田原線千歳船橋駅徒歩15分(バス4分/バス停「桜ヶ丘三丁目」下車目の前)
東京都世田谷区桜丘3-24-4
電話番号:非公開
定休日:月曜日 *臨時休業あり

 

 

毎日でも食べたくなるやさしくて深みのある味が魅力

【あっさりつけ汁×中太麺】

こうかいぼう(門前仲町)

「こうかいぼう」は、門前仲町駅から少し歩いた場所にある。前職は介護の仕事をしていたという店主と、奥様の心のこもった接客がとても心地よい名店だ。

 

つけ汁は、一見すると濃厚そう。しかし麺をつけてひと口すすると、身体に染み渡るようにやさしい。煮干しの風味が広がって、まる味噌汁のような一杯で、気がつくと完食してしまう。この飲みやすくクセになる味わいがこの店の特徴なのだ。

 

また、ツルツルの玉子麺もこのつけ汁にぴったりで、必要以上の主張はしない。甘味とプリプリした食感のバランスがよく、スープとの絡み具合も絶妙で非常に食べやすい。なお、とろけるほど柔らかいチャーシューには鮮度の高い国産豚骨ロースを使用している。

↑「つけめん」(750円)。動物性の油は一切使っていないが、出汁のうまみで満足感を出す。必要以上にあっさりさせないことが同店のテーマだ

(SHOP DATA)

こうかいぼう
都営地下鉄大江戸線門前仲町駅徒歩6分
東京都江東区深川2-13-10ニックハイム深川1F
電話番号:03-5620-4777
定休日:水曜日(祝日でも休み)、日曜日

 

 

長年継ぎ足す濃厚スープは中毒性のあるやさしい味

【ややこってりつけ汁×中太麺】

麺 髙はし(赤羽駅)

「麺 髙はし」で人気のつけそばは、店主が若い頃から食べていた地元の店の味がベース。創業以来スープを継ぎ足し、鶏豚魚介をドロドロに溶けるまで炊き込んだものだ。長時間丁寧にに出しているので、うまみがぎっしり凝縮している。

 

ただし、マンネリ化しないように年1、2回は味を微調整。その際は、魚介の風味を必要以上に強くしないよう、動物系との出汁の比率に気を配る。それでも魚介が強いと感じた場合は、玉ネギの甘味を少しずつ加え、ふくよかな味を表現するのだ。

 

一方、醤油と味噌から選べるタレには塩とみりんを入れ、あえてしょっぱさを出す。この足し引きのワザと手間が、全体の味を調和させるのだ。
麺は、濃厚つけ麺の人気店から絶大な信頼を得ている「浅草開花楼」製。ややちぢれたストレート麺で、自慢の力強いつけ汁がよく絡む。

↑「つけそば(醤油)」(600円)。コク深いダブルスープだが口当たりはライトで、豚骨魚介系のお手本のようなウマさ。大ぶりのチャーシューも食べ応えがあっておいしい!

(SHOP DATA)

麺 髙はし(めん たかはし)
JR京浜東北線ほか赤羽駅徒歩4分
東京都北区赤羽1-38-10内山ビル1F
電話番号:03-3903-1575
定休日:日曜日、不定休(土、祝)

 

 

最新トレンドとして注目の濃厚貝出汁スープを堪能

【ややこってりつけ汁×中太麺】

貝だしラーメン 貝ガラ屋(淵野辺)

「貝だしラーメン 貝ガラ屋」は、淵野辺の青山学院大学近辺にある。出汁や具材に貝類をふんだんに使用した、貝出汁ラーメンの専門店だ。特につけ麺に関しては、濃厚牡蠣エキスとハマグリ、アサリ、シジミのうまみ、さらには濃厚鶏豚出汁を合わせた特別スープを採用。すべての素材が見事に調和し、濃厚ながら風味のあるつけ汁となっている。

 

この濃縮つけ汁には、、季節や室温等によって茹で時間を変える中太ストレート麺がベストマッチ。油層のあるつけ汁に浸せば、麺と汁とが口の中で絶妙なハーモニーを奏でる。

 

また、麺の上には大きめのチャーシュー2枚とカイワレ、レモンをトッピング。つけ麺の具としては贅沢な牡蠣味噌は、提供前に炙って香ばしさを出す。麺を3分の1ほど食べてからつけ汁に溶かせば、、異なる味わいを楽しむことも可能だ。

↑「濃厚カキつけ麺」(800円)。提供前に、表面に牡蠣の香味油を少々垂らす。貝のうまみあふれる出汁に、牡蠣のリッチなコクが加わる!

(SHOP DATA)

貝だしラーメン 貝ガラ屋(かいだしらーめん かいがらや)
JR横浜線淵野辺駅徒歩15分
神奈川県相模原市中央区淵野辺本町3-24-3マンション色利101
電話番号:042-707-8556
定休日:月曜日

 

 

というわけで、ここまで絶品つけ麺の名店を紹介してきましたが、安もっと知りたいひとはこの本をチェックしてみてください!

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