ファーウェイ・ジャパンは、「テレワーク時代のタブレット仕事術」をテーマにしたトークイベントを開催しました。
講演には「超速パソコン仕事術」「仕事のムダとり図鑑」などの著者で、クロネコキューブ株式会社 代表取締役の岡田充弘氏が登壇。働く環境が変わりつつあるなかで、デバイスにこだわらずに適所で使い分けながら効率的に仕事を進めてゆくワークスタイルの提案などが行われました。
社会の変化により働き方が加速度的に変わる
岡田氏は、この講演に際して実際に数週間ファーウェイのタブレットで仕事を行い、どのような業務に適しているかなどを検証したとのことです。
冒頭、岡田氏は新型コロナウィルス感染症の影響で、働く環境、働き方の変化の速度が上がるのではないかと分析。従来のピラミッド(指揮命令)型の組織構造から、フラットなプロジェクト(平面交差)型、役割による協力関係へとシフトしてゆくことが予想されると示されました。
それに伴い、オフィスに集まって仕事をする働き方から、働く場所を選ばない、作業をする(価値創造する)場所すべてがオフィスになる業務も増えていくとしています。もちろん、オフィスで仕事をすることも無くなりませんが、フリーアドレスだったり、サテライトだったりと「自分の席」がなくなっている企業も増えてきました。
企画書や発注書などといった紙を使っていた仕事が、メールやPDF、オンラインなどデジタルに置き換わったことが、「デバイスさえあればいつでもどこでも仕事ができる」ことを可能にしました。
デジタル化の恩恵を主に受ける頭脳労働は、「探す」「考える」「作る」「伝える」という4つのプロセスで構成されており、デジタル化によって「探す」「作る」時間を短縮することができるとしています。それによって空いた時間を「考える」と「伝える」ことにあてたり、新たな挑戦に使うことで、仕事の質も向上するという考えが示されました。
タブレットが仕事用デバイスとして普及
スマホやタブレット、パソコンを比較した時、それぞれのデバイスで使い方や活用に独自コツや適した使い方があります。タブレットは、スマホとパソコンだけでは不足する領域を絶妙にカバーするとのこと。動画や資料の再生、閲覧はスマホより大画面の方が見やすいですし、会議や商談の際にはキーボードのあるパソコンよりも心理的障壁のないタブレットの方が会話の促進が見込めるとしています。
仕事においても、いままでは職場の全員にパソコンを配布されていましたが、全員がイチから資料を作ったりする必要はなく、作られた資料をもとに説明したりテンプレートに数値を入力するという業務だけの人も多く存在します。そのような潜在ユーザーが今後タブレットに置き換わってゆくのではないかという可能性が示されました。
今後の導入が見込まれるタブレットですが、導入前にやっておくことが3つあるといいます。それは、保護フィルムとスタンドの導入、初期設定と不要アプリの削除(非表示化)およびスマホやパソコンとのデータ連携だそう。
こうすることで、パソコンの傍に置いていつでも見ることができ、目の前の作業に集中することができるということです。
岡田流タブレットの仕事活用術
岡田氏が今回テストしたファーウェイ製のタブレットで気に入ったのは「HUAWEI MatePad T10s」で、自腹購入もしたほど。画面サイズ、質量、性能などのバランスが取れていることが決め手だったといいます。
タブレットの利用シーンとしては、1位がパソコンのサブディスプレイとして、2位が雑誌の閲覧、3位がタスクやスケジュールの表示・管理だったそう。あえてメイン端末としての利用にこだわらないのがポイント。タブレットには高音質のスピーカーも内蔵されており、オンライン会議の端末としても活用できます。
働き方の変容によってオンライン上で完結する仕事も増えていくと予想されますが、そういった新しい時代の働き方とデジタルデバイスの活用についてヒントが得られたトークイベントでした。タブレットを仕事に導入したいけど、どのように使えばいいかわからない、という方は岡田さんの活用方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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