猫を飼い始めたばかりのビギナーさんや、これからお迎え予定の人へ、 覚えておくときっと役立つ猫の習性や基本情報を紹介。 今回は、猫ちゃんの種類と、ご飯についてのQ&Aをお届けします。覚えておけば、猫ちゃんともっと仲良くなれるはずですよ!
◎純血種の猫の種類と特徴をチェック!
人間の手によって作り出された純血種の種類を紹介。同じ血統同士で かけ合わせるため、性格にも遺伝的な傾向が現れやすいといわれています。
その1
大らかな性格で遊びはダイナミック
メインクーン
大きな体格と比例するように、大らかでとっても人懐っこい性格です。好奇心たっぷりで、ダイナミックに元気よく遊びまわります。
その2
元気に遊ぶやんちゃ坊主
アビシニアン
シャープな顔つきとスタイルで、運動能力はバツグン。やんちゃで人懐っこい甘えん坊です。元気に走り回って遊ぶのが大好き!
その3
従順な性格のおっとりさん
アメリカンカール
クルンとカールした耳が目印。性格はとても穏やかで、聞き分けのいい子です。ちょこちょこと動きまわる活発な面もあります。
その4
甘えん坊でたれ耳がトレードマーク
スコティッシュ フォールド
たれ耳が愛らしく、性格もとても穏和で甘えん坊です。激しく動き回ったり、大きな声で鳴いたりすることはあまりありません。
その5
高貴かつ利発な猫で人間と遊ぶのが大好き!
ヒマラヤン
ペルシャとシャムの特徴を合わせ持った、利発な猫です。運動量はそれほど多くありませんが、人と遊ぶのが大好きで明るい性格です。
その6
静かでやさしいマイペース派
ペルシャ
長い毛並みがゴージャス。運動量は少なめで、遊びものんびりマイペースです。静かでほとんど鳴くこともなく、性格も穏やかです。
その7
とにかく活発で好奇心もたっぷり!
アメリカン ショートヘア
いつも元気いっぱいに猫じゃらしを追いかけていく、活発な猫です。好奇心旺盛な一方で、性格は穏やかで人懐っこいのが特徴。
◎猫ちゃんのごはんにまつわる基礎知識
栄養バランスと摂取量に配慮した体にいい食事こそ、猫が本当に喜ぶごはんです。人間の食事のなかには、猫の健康を害するものもあるので注意して!
Q1.缶詰とカリカリ、 どちらがいいの?
A 必要な栄養素を配合した「総合栄養食」と表記のあるドライフードに、たっぷりの水があれば基本はOK。缶詰などのウエットフードは歯垢がたまりやすいので、ハミガキを忘れずに。
Q2.人間のおかずを 分け与えても大丈夫?
A 人間の食事は、猫にとって塩分や糖分が多過ぎます。また、食べると中毒を起こしたり、病気の原因となったりする食品が含まれている場合もあるので、与えないのが正解です。
Q3.ごはんは1日 何回あげればいいの?
A 一度に食べ切らず、好きなときに“ダラダラ食い”をする猫もいます。回数ではなく、一 日あたりの摂取量を守ることを優先しましょう。 皿があくたびに追加するのは食べ過ぎの原因になるので要注意!!
Q4.猫に与えてはいけない食べ物は?
A タマネギ、アボカド、チョコレートなどのほか、カフェインのある飲料、アルコールは絶対にNG。命にかかわることもあるので注意しましょう!
【猫に与えてはいけないもの】
タマネギ
アリルプロピルジスルフィドという成分が、貧血や急性腎障害を引き起こします。
アボカド
ぺルシンという成分によって、けいれんや呼吸困難などの中毒症状が現れる場合も。
チョコレート
テオブロミンという物質が、下痢やおう吐、発熱などの中毒症状を招き、死に至ることも。
コーヒー・紅茶・アルコール
興奮作用のあるカフェイン飲料や、猫がうまく分解できないアルコールは、絶対にNG。
習性をよく理解することは、猫ちゃんの幸せにつながっていきます。大好きな猫ちゃんのためにも、日頃の情報収集を大切にしましょう!