本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。
【#愛用品 78:うなぎの寝床「いろはもんぺ ネーブルオレンジ」】
●起
アウトドアの服装はド派手に行くタイプだ。カラフルなスニーカーやサコッシュ、蛍光色のTシャツーーいつもは白シャツに紺のボトムスなので、普段できない格好をしたい。で、満足いっていなかったのがパンツだ。
●承
見て欲しい、この色を。太陽を思わせる明るいオレンジがグラデーションを奏でていて、大自然の緑との対比が美しい。ちょっとしたワークショップのある施設では、キャンパーの目線を釘付けのはずだ。ちなみに、いかにもキャンプ場で穿いたような口ぶりで語ったが、アウトドアデビューは今秋の予定だ。
●転
このもんぺを買ったのは、単に色だけではない。その背景に膨大なストーリーと技術が注ぎ込まれているからだ。本商品は、その名の通り「もんぺ」。福岡県八女市で作られ、この土地は久留米絣で有名。久留米絣は技法がふんだんで、解説動画を見るとまさに職人芸ともいうべき世界が広がっている。
「うなぎの寝床」はもんぺを「日本のジーンズ」と再定義し、日常着として広げていくビジョンを掲げていて、こちらもまたワクワクしてしまう。なお、ポケットは後ろではなく前、膝の部分には布が重ねられていて耐久性も高められている。見どころ満載すぎ。
●結
いまのところは部屋着として活躍中のもんぺ。とにかく軽い。パンツで軽いってそんなに気になる?と思いがちだが、穿いてみると全然違う。部屋着として使ってこれほど軽さを感じられるなら、アウトドアで歩いたり、立ったり座ったり、作業したりするなら、疲労度が如実に違うはず。アウトドアは帰りのクルマの運転が辛いので、疲労が減るなら大歓迎。キャンプで使う日が楽しみで仕方ない。
GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。
この投稿をInstagramで見る