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2021/9/23 22:00

「BALMUDAのトースター」には優れたプロダクトが持つ資質が完璧にある【愛用品コラム86】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 86:BALMUDA「BALMUDA The Toaster」】

●起

素晴らしいデバイスや家電が持つ共通の資質として「忘却」があると考えている。それまでのことをきれいさっぱり忘れさせてくれる。携帯電話が普及してからは、それまでどうやって待ち合わせしてたっけ?とか、パソコンが普及してからは、それまでどうやって仕事してたんだっけ?とかの系統の話だ。

 

●承

BALMUDA The Toasterもしっかりとその要素はあって、それまでパンってどうやって食べてたっけ?となる。もちろん、トースターで焼いていただろうし、グリルで焼いていた気もするし、そもそもトースターを持っていなかった人も一定数いたのではないかって。なんか色々忘れてしまって、ただ、今眼の前にあるのは、美味しいパンだけである。

 

●転

さて、BALMUDA The Toasterは植物を育てるような感覚に陥ることがある。それはもうわかりやすく、本体上部から注ぐ水のためだ。専用カップに水を5ccほど入れる行為は、植物に水を与えるよう。実際に内部で行われているのは、厳密な熱管理と水分管理なので、全く関係ないのだが、パンを育てているような気分でいつも焼けるのを待っている。

 

●結

先日、BALMUDAは初のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」を発表した。BALMUDA The Toaster同様、熱管理と水分(注湯)管理を徹底した一品だ。開発6年、一旦は開発をストップしたというので、ストーリーも盛りだくさんそう(発売は10月上旬)。コーヒーも「忘却」させてくれるのか?それはコッテリレビューしたい。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。