1951年にデビューした、オリエント時計のロングセラーブランド「オリエントスター」から、新作が登場します。最大の特徴は、歯車の動きまでしっかり確認できるスケルトンウオッチであること。国内生産にこだわって作られる、ツウ好みの一本です。価格は24万円(税抜)〜。9月16日発売となります。
伝統の46(ヨンロク)系ムーブメントを熟練技術者が透かし組み
スケルトンウオッチは、高級時計界のトレンド。普段は文字盤や裏蓋に隠れてしまってみることができなムーブメントをあらわにすることで、歯車の動きやテンプが振動する様子を楽しむことができます。
文字盤がほぼなくなるからといっても、価格は安くなりません。むしろ、普段は見せない部分を見せるようにするわけですから、それ相応の仕上げが必要となるため手間がかかります。
一部の高級時計ブランドでは、肉抜きしたムーブメントに手作業で緻密な仕上げを施すため、職人の作業時間が増え、そのまま価格に反映されることも。世界一物価の高いスイスは人件費も高いので、シンプルな二針でもスケルトン化することで何百万円もする時計になります。
前置きがながくなりましたが、オリエント時計が今回発売する「オリエントスター スケルトン」も、定番46系ムーブメントをベースとして熟練技術者によって透かし組みされたスケルトンウオッチです。
金色のパーツにある波目・筋目の模様は、職人の切削加工によるもの。それらのパーツと、歯車の軸の磨耗軽減のために用いられる人工ルビーとのコントラストが、ムーブメントの装飾美を際立たせています。
全体的にはクラシックなデザインですが、ケースのベゼルやラグを細く設計してエッジを効かせることで、現代的な雰囲気も兼ね備えた仕上がりに。
文字盤には50時間パワーリザーブインジケーターを配置。巻き心地に配慮してリューズは直径の大きなものが使われています。これを手で巻き上げると、針の動きとともにその下層に見える香箱が回転する様子も確認できます。
ワニ皮革製のストラップも手縫い仕上げと、手仕事が光ります。腕の形状に馴染みやすいよう調整しながら縫い上げられています。
文字盤カラーは2色で展開。シャンパンゴールドカラーのモデルは針がグレー、ストラップがブラウンという設定です。アンティークシルバーカラーのモデルはブルーの針にブラックのストラップを合わせています。
オリエント時計
オリエントスター スケルトン
Ref.WZ0031DX
25万円(税抜)
Ref.WZ0041DX
24万円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:手巻き
素材:ステンレススチールケース、本ワニ皮革ストラップ
サイズ:直径39mm、厚さ10.6mm
防水性:5気圧防水
【URL】
オリエント時計 http://www.orient-watch.jp