セイコー アストロンから、2010年に日本から打ち上げられた準天頂衛星システム「みちびき」にインスパイアを受けた数量限定モデルが登場します。価格は26万円(税抜)、11月11日発売予定です。
宇宙空間に存在する地球と「みちびき」を腕時計で表現
セイコー アストロンは、1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツウオッチ「クオーツ アストロン」以来の革新時計として、2012年に発表されました。
GPS衛星からの電波を受信する時計自体はセイコー アストロン以前にもありましたが、それらは位置情報が取得できなかったり、充電が必要だったりしていました。
これを、セイコーでは定期的な電池交換が要らないソーラー発電で、位置情報まで取得して現在地の正確な時刻を表示できるようにしたのです。
この技術は発表当時から高く評価され、発売から現在まで好調な売り上げをキープしています。
11月11日に発売となる2000本限定の最新作『8Xシリーズ デュアルタイム 「みちびき」スペシャルエディション』は、日本から打ち上げられた準天頂衛星(※)「みちびき」にインスパイアを受けた特別仕様となります。
メタリックブルーの金属パーツが翼を想起させる「みちびき」のソーラーパネルをダイアル上の2時と10時位置に、地球に見立てたマザー・オブ・パール(白蝶貝)のサブダイアルを6時位置にレイアウト。文字盤だけでなく、ケースとブレスレットまでブラックに統一することで、時計全体で「宇宙空間に存在する地球とみちびき」を表現しています。
ケースとバンドには、セイコー独自の新表面加工技術「スーパー ブラックダイヤシールド」を採用。従来の硬質コーティングと比較して約1.5倍の実用硬度を備え、優れた耐傷性を発揮します。この表面処理は剥脱にも強く、色むらのない漆黒の輝きも特徴となっています。
裏蓋には「みちびき」のロゴマークに加え、2000までのシリアルナンバーを刻印。限定ならではの特別感が味わえます。
※準天頂衛星システムとは、複数機の人工衛星により構成される日本を含むアジア・オセアニア地域をカバーする地域的衛星測位システムです。日本のほぼ真上(準天頂)に長時間留まるよう工夫された準天頂衛星初号機「みちびき」を利用することで、山間部や高層ビル街のようにGPS 信号が届きにくい、見通しの悪い場所でも測位ができるようになるだけでなく、補強信号を利用することで、測位精度を数cm まで高めることができます。2010 年に打ち上げられた「みちびき」を含め、2018 年度には4 機体制、将来的に7 機体制でのサービスを目指して開発が進められています。セイコー アストロンでは初号機のみに対応しています。
セイコー アストロン
8Xシリーズ デュアルタイム 「みちびき」スペシャルエディション
Ref.SBXB103
26万円(税抜)
数量限定2000本
11月11日発売予定
【SPEC】
ムーブメント:GPSソーラー(Cal.8X53)
素材:チタン(スーパー ブラックダイヤシールド)+セラミックスケース&ブレスレット
サイズ:外径45.0m、厚さ13.3mm
防水性:10気圧
【URL】
セイコーウオッチ http://www.seiko-watch.co.jp/
セイコー アストロン http://www.seiko-watch.co.jp/astron