NTTレゾナントは6日、「gooのスマホ」の第6弾として「g06」を発表しました。従来、gooのスマホはナンバリングが大きくなるほど、高性能になっていましたが、今回のg06はその法則を破り、MVNOらしい低価格を全面に押し出したモデルです。価格はわずか7800円(税抜)とまさに破格となっています。
安いからと言って性能が低いわけではありません。通信はLTEに対応し、OSは最新のAndroid6.0。CPUもクアッドコア 1.1GHzと十分すぎる性能です。ROM/RAMが8GB/1GBとちょっと少なめですが、初めてスマホを使う人にとっては問題ないでしょう。また、今回、注目すべきはサイズ感。大型化するスマホにおいて、あえて4.0インチの液晶を採用。フィーチャーフォンユーザーにとって、大きすぎる液晶、本体はかえって使いにくくなることもあるので、まさにガラケーからの乗り換えに適した1台ではないでしょうか。また、標準カラーのレッドに加え、もう1色のカバーを選べるので、気分でカバーを着せ替えて色を変えられるのも魅力的。色はピンク、ホワイト、インディゴ、カーキ、ブラックの全5色から選べます。
残念ながらおサイフケータイ機能は搭載しないので、もしフィーチャーフォンでおサイフケータイを使っている人は2台持ちするのもアリかもしれません。月額料金は1980円(税抜)とリーズナブルなので、2台持っても負担は少なくなっています。ほかのMVNOでも同様の価格帯で展開しているところもありますが、一定の期間を過ぎると価格が高くなる場合があります。こちらのプランはずっと1980円を維持しているところも見逃せません。
検索エンジンが「goo」に
また、gooといえば検索エンジンが有名ですが、今回のgooのスマホから、ついにホームの検索ボックスがgooになりました。gooで検索することで、よりユーザーが求める結果を表示できるようになっています。例えば、「オムライス」と検索したら、飲食店を探しているのか、レシピを探しているのかによって検索結果が変わります。今までの検索だと、検索結果から自ら目的のものを選ばなくてはなりませんでしたが、gooの場合は検索する時点で、関連Webサイトを表示することで、目的のサイトだけを絞り込むことができてしいます。
「教えて! goo」がAI化
発表会では、gooのもうひとつの看板である「教えて! goo」の回答に、AIが活用されることがアナウンスされました。人による回答の場合、レスがつくまで時間がかかったり、個人的な意見で参考にならなかったりする場合もありましたが、AIであれば、即レスで膨大なデータから適切かつ一般的な回答を寄せてくれるのだとか。いよいよ相談もAIにする時代が到来したのです。
もちろん、今までどおり、人間による回答も受け付けているので、AIと人間の意見をうまく取り込めれば、より良い解決方法が得られそうです。