デジタル
2016/9/9 19:20

LTE対応で7800円の格安スマホがgooから登場! あの「教えて! goo」もAI化

NTTレゾナントは6日、「gooのスマホ」の第6弾として「g06」を発表しました。従来、gooのスマホはナンバリングが大きくなるほど、高性能になっていましたが、今回のg06はその法則を破り、MVNOらしい低価格を全面に押し出したモデルです。価格はわずか7800円(税抜)とまさに破格となっています。

↑g06
↑g06

 

↑gooのスマホのラインナップ。g06発売以降は、g01~g03は販売が終了になります

 

安いからと言って性能が低いわけではありません。通信はLTEに対応し、OSは最新のAndroid6.0。CPUもクアッドコア 1.1GHzと十分すぎる性能です。ROM/RAMが8GB/1GBとちょっと少なめですが、初めてスマホを使う人にとっては問題ないでしょう。また、今回、注目すべきはサイズ感。大型化するスマホにおいて、あえて4.0インチの液晶を採用。フィーチャーフォンユーザーにとって、大きすぎる液晶、本体はかえって使いにくくなることもあるので、まさにガラケーからの乗り換えに適した1台ではないでしょうか。また、標準カラーのレッドに加え、もう1色のカバーを選べるので、気分でカバーを着せ替えて色を変えられるのも魅力的。色はピンク、ホワイト、インディゴ、カーキ、ブラックの全5色から選べます。

 

↑端末価格は7800円(税抜)。OCNモバイルONEセットでの価格です
↑端末価格は7800円(税抜)。OCNモバイルONEセットでの価格です

 

↑4.0インチ液晶に軽量・小型ボディ。始めてスマホを使う人に最適な持ち運びしやすいモデルです
↑4.0インチ液晶に軽量・小型ボディ。始めてスマホを使う人に最適な持ち運びしやすいモデルです

 

↑右から3番めのgooレッドとそのほかの5色から1色を選んで2色のカバーがもらえます
↑右から3番めが標準色のgooレッド。そのほかの5色のカバーから1色を選べます

 

残念ながらおサイフケータイ機能は搭載しないので、もしフィーチャーフォンでおサイフケータイを使っている人は2台持ちするのもアリかもしれません。月額料金は1980円(税抜)とリーズナブルなので、2台持っても負担は少なくなっています。ほかのMVNOでも同様の価格帯で展開しているところもありますが、一定の期間を過ぎると価格が高くなる場合があります。こちらのプランはずっと1980円を維持しているところも見逃せません。

↑2年めから値上がりすることが多い1980円の価格帯ですが、g06の場合は2年め以降も変わらず1980円のまま

 

 

検索エンジンが「goo」に

また、gooといえば検索エンジンが有名ですが、今回のgooのスマホから、ついにホームの検索ボックスがgooになりました。gooで検索することで、よりユーザーが求める結果を表示できるようになっています。例えば、「オムライス」と検索したら、飲食店を探しているのか、レシピを探しているのかによって検索結果が変わります。今までの検索だと、検索結果から自ら目的のものを選ばなくてはなりませんでしたが、gooの場合は検索する時点で、関連Webサイトを表示することで、目的のサイトだけを絞り込むことができてしいます。

 

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↑検索エンジンがgooに

 

検索文字を入力すると、関連Webサイトが表示されます。食べログで店を探すのか、レシピブログでレシピや作り方を調べるのか、最初から絞り込むことができます。
↑検索文字を入力すると、関連Webサイトが表示されます。食べログで店を探すのか、レシピブログでレシピや作り方を調べるのか、最初から絞り込むことができます

 

「教えて! goo」がAI化

発表会では、gooのもうひとつの看板である「教えて! goo」の回答に、AIが活用されることがアナウンスされました。人による回答の場合、レスがつくまで時間がかかったり、個人的な意見で参考にならなかったりする場合もありましたが、AIであれば、即レスで膨大なデータから適切かつ一般的な回答を寄せてくれるのだとか。いよいよ相談もAIにする時代が到来したのです。

「教えて!goo」にAIが回答をするようになります。素早い回答、豊富なデータの活用だけでなく、人間らしい回答も心得ているとか
↑「教えて!goo」にAIが回答をするようになります。素早い回答、豊富なデータの活用だけでなく、人間らしい回答も心得ているとか

 

↑質問内容から、キーワードを検出し、そのキーワードにあった回答を探し出します
↑質問内容から、キーワードを検出し、そのキーワードにあった回答を探し出します

 

↑これがgooのAIの回答。思った以上に人間が答えたような回答です。実際に参考にもなりそうです
↑これがgooのAIの回答。思った以上に人間が答えたような回答です

 

もちろん、今までどおり、人間による回答も受け付けているので、AIと人間の意見をうまく取り込めれば、より良い解決方法が得られそうです。