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2021/11/10 18:30

家族の思い出を自動撮影! キヤノンの“新ジャンルカメラ”第3弾「PowerShot PICK」が11月発売

キヤノンは、自動撮影に対応した「PowerShot PICK」を11月末に発売すると発表。カメラの周囲にいる人物を自動認識して、適切な構図で自動撮影、スマホアプリとの連携により、ベストアルバムを作ったり、リモート撮影もおこなえる。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は4万5980円。

↑「PowerShot PICK」(ブラックとホワイトの2色。ホワイトはオプションのシリコンジャケット ブルーを装着した状態)

 

家族をメインターゲットにした新ジャンルカメラ

同社が2019年から発表している“新ジャンルカメラ”と位置付けているカテゴリーで、第1弾のカラビナ付き超コンパクトカメラ「iNSPiC REC」、第2弾の静止画/動画撮影ができる望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」に続く第3弾の製品。

 

撮影者のいらない撮影スタイルを実現する自動撮影が特徴で、従来のデジタルカメラに対する不満点、自撮りが難しい、なかなか自然な表情を捉えられない、撮影者が自身が参加中のイベントに夢中になれない、などを解消して、あらゆる思い出のシーンを自然な表情で残せるという。カメラは重さ170g、電源は内蔵リチウムイオン電池で約2時間駆動可能、レンズは19-57mm相当の画角を備える。

↑「PowerShot PICK」は新ジャンルカメラの第3弾として登場

 

↑カメラ底面には3脚用ネジ穴が設けられており、一般的な3脚に取り付け可能

 

顔認識とパン&チルトで被写体を自動追尾

「PowerShot PICK」は12人までの顔を登録して、登録した人物を優先的に撮影することが可能。さらに撮影した画像を同社独自のアルゴリズムでセレクトして、おすすめのアルバムを作ってくれる。これにより膨大な画像データから、ベストの画像を簡単にチョイスできる。iOS版では、セレクトした画像を組み合わせたハイライト動画の作成にも対応している。画像データは本体のmicroSDカードに保存され、Bluetoothでスマホ専用アプリに転送できる。

 

静止画だけでなくカメラが自動的に判断してフルHD動画も録画してくれる。撮影中の人物が移動した場合は、カメラが水平(パン)と垂直方向(チルト)に動いて自動追尾をおこなう。手持ち撮影時も有効な手ブレ補正機能も搭載。有効画素数約1170万画素の1/2.3型CMOSセンサーを使い光学3倍ズームレンズで撮影する。


↑12人までの人物を優先的に撮影するように自動登録できる

 

↑登録した人物は優先的に撮影され、ベストショットをまとめた「おすすめ」が自動生成される

 

音声コマンドとリモート撮影にも対応

任意のタイミングで撮影したい場合は、4つの音声コマンドに対応しており、写真撮影、ビデオ撮影、撮影の一時停止、他の被写体の撮影を声で操作できる。スマホ専用アプリとBluetoothでペアリングすれば、ライブビュー画面を見ながら、静止画と動画の撮影を行うことも可能。また、WindowsPC専用アプリケーション「Wireless Webcam Utility for Mini PTZ cam」をインストールすればWebカメラとしても使用できるが、音声は送れない。

↑4種類の音声コマンドに対応、冒頭に「ハローピック」を付けることでカメラを操作できる

 

↑スマホでライブビューを見ながら、ズーミング、カメラのパンとチルトをおこない撮影できる

 

↑屋外のイベントでも使用可能だが、防水機能がないため濡らさないよう注意が必要だ

 

「カメラを構えるとどうしても意識してしまい自然な表情が撮影しにくい」、「撮影者が1人だと、撮影者が写った写真が少なくなってしまう」といった悩みを解決する新発想のカメラということで、特に子どもの写真を撮ることが多いファミリー層にアピールする製品となっている。

 

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