以前にPuma(プーマ)の展示会リポートの記事で紹介したCLYDE(クライド)が、遂に発売されました。そこで今回は、改めてCLYDEの全容をお伝えしようと思います!
みなさんは、CLYDEがシグニチャーモデル(特定の人の名を冠した製品)だということをご存知でしょうか? マイケル・ジョーダンがNIKE(当時)のAIR JORDANを、パトリック・ユーイングがEwing(※)のシューズを使用していたことは有名で、これら2モデルは誰もがシグニチャーモデルという認識をしていると思います。ですが、このCLYDEも正真正銘のシグニチャーモデルなのです。
※編集部注1:こちらはパトリック・ユーイング自身が設立したブランドです。
CLYDEを着用していたのは、1970年代にNBAの名門チーム「ニューヨーク・ニックス」で目覚しい活躍をして脚光を浴びたウォルト・フレイジャー。同選手は、ファッションセンスの高さからメンズファッション誌の表紙を飾ったり、ファッションブランドの広告モデルで活躍したりと、当時のファッションアイコンとして“クライド”の愛称で絶大な人気を誇っていました。
そんなウォルト・フレイジャーの愛称を冠したモデルがCLYDEなのです。 ビースティーボーイズがPVで着用していたことでも有名ですよね。チェケラですよ、チェケラ!(※) 少し悪ノリしてしまいましたが、筆者としてはいまのスニーカーカルチャーってアラフォー世代のひとつ上の世代の先輩たちが作って、それからボクたちアラフォー世代が支え続けたから今があると思っています。アラフォー世代のみなさま、これからもスニーカーカルチャーを支え続けましょう!
※編集部注2: ビースティーボーイズの曲で「check it out(チェケラ)」という歌があります。
シンプルイズベスト! それだけで十分でしょ!!
それでは早速、CLYDEを見ていこうと思います。アッパーには上質なスウェードを使用していて、発色の良さが際立つ印象。CLYDEのロゴはスクリプト仕様で、クラシカルコートモデルのフィロソフィを色濃く投影しています。
コートモデルならではのフラットなデュラブルスターパターンのアウトソール。地面とよく噛むので、スケートボードや自転車との相性も抜群です。
ヒールにはお馴染みの「FOT」(踵の革を円状に繰り抜くことで屈曲性を高め、アキレス腱の動きを妨げない効果)を搭載。ソール部分のPUMAロゴも、同色ながら強い存在感を放っていますね。
1970年代の発売当初から進化を続ける不朽の名作です。履き心地だってもちろん進化しています。ドライな地面とのグリップ力はサスガで、キッチリと足元を噛んでいますわ。
CLYDEのデザインは何も足さず、何も引かず、このまんまが好きです。一方、履き心地をはじめとして機能面は年々アップデートされているので、この先10年も20年もPumaの人気モデルとして君臨し続けることでしょう。特にここ数年は、コートシューズが売れ筋になっているので、ぜひみなさんにはCLYDEに注目していただきたいですね。
Puma CLYDE “LIMITED EDITION for D.C.5”
プーマ クライド “リミテッド エディション for D.C.5”
1万4040円
【URL】
Puma CLYDE “LIMITED EDITION for D.C.5″ http://www.mita-sneakers.co.jp/items/361466-01.html