これまでにありそうでなかった新感覚だ。望遠鏡(※1)のように覗き込んで写真も動画も撮影できる、キヤノン「PowerShot ZOOM」がヒット中。スポーツ観戦時にも活躍するという本機の実力を、GetNavi編集長が実際に使って検証してみた!
※1:夜間や暗いシーンでの撮影、天体観測では適していないシーンがあります
【今回紹介する製品】
「スポーツ観戦の本来の楽しさを味わいながら撮れるカメラです」(川内)
キヤノン「PowerShot ZOOM」
デジタルカメラ
キヤノン
PowerShot ZOOM
実売価格3万5750円
望遠鏡のように片目で覗き込みながら写真も動画も撮影できるデジカメ。100㎜/400㎜/800㎜という3段階の焦点距離をワンタッチで切り替えられ、瞬時にズームイン/アウトが可能だ。最高約10コマ/秒の高速連写にも対応する。
SPEC ●撮像素子:有効約1210万画素 1/3型CMOS ●記録メディア:microSD ●動画:フルHD ●サイズ/質量:W33.4×H50.8×103.2㎜/約145g(メモリーカード含む/CIPA準拠)
私が認定します!
「いま何が起きた?」がなくなってストレスフリー!
スマホカメラの性能がアップし、多少の暗所や望遠でもキレイに撮れるようになった。喜ばしいことではあるが、それでも筆者はスポーツ観戦などイベントに参加した際、スマホやデジカメを構えるのは極力控えている。というのも、モニターやファインダーに集中すると、目の前で起きた決定的シーンを見逃してしまいがち。ライブの価値が半減する気がするのだ。
そんな筆者にとって、PowerShot ZOOMは、Makuakeで2020年秋にクラウドファンディングがスタートしたときから超注目のアイテム。今回は野球観戦時に使ってみた。
片目でファインダーを覗き込みながら、もう片方の目で状況を把握できるのが新感覚。スマホや一般的なデジカメで撮影するときの「あれ、いま何が起きた?」がなくなるので超快適だ。観戦の延長で手軽に撮影できて、望遠性能もスマホカメラとケタ違いでストレスフリー。このカメラは革命的です!
【使い倒して納得! PowerShot ZOOMが売れているワケ01/高いズーム性能】
グラウンド外からの撮影でも表情までしっかり捉えられる
焦点距離は100㎜/400㎜/800㎜の3段階で切り替え可能(※2)。グラウンド外やスタンドからの撮影でも、光学+デジタルズームの800㎜なら選手の表情をしっかり捉えられた。ワンタッチで切り替えられるのがうれしい。
※2:35mm判換算。100mmと400mm時は光学ズームによる切り替え。800mm時はデジタルズームのため、画質が低下します
【使い倒して納得! PowerShot ZOOMが売れているワケ02/手軽な操作性】
片手でグリップした状態でスムーズに操作できる
筐体は片手に収まる小ささで機動力抜群。操作系統はすべてグリップしながら指が届くところに配置され、ズームイン/アウトや静止画/動画の切り替えがスムーズに行える。ハンドストラップが付属し、落下させる心配もない。
【使い倒して納得! PowerShot ZOOMが売れているワケ03/円滑なスマホ連携】
専用アプリでスマホに転送して写真や動画を手軽にシェア(※3)
撮影した写真や動画は、専用アプリ「Camera Connect」を使ってスマホやタブレットに転送してその場ですぐに確認できる。家族や友人にデータを送ったり、SNSに投稿したりするのも簡単だ。アプリはiOS、Androidともに対応。
※3:キヤノン専用アプリケーション「Camera Connect」のインストールが必要。接続には事前にカメラとスマホをペアリングさせておく必要があります。また通信環境により、ライブビューに遅延が発生します
≪CHECK!≫
シックな新色ブラックが登場
マットな質感のブラックがクールなBlack Edition(3万7950円)が登場。本体の性能は同等だが、オリジナルのネックストラップが付属する。
<メーカーのコダワリ>
キヤノン株式会社
イメージコミュニケーション事業本部
ICB事業統括部門
島田正太さん“望遠”をもっと身近で便利に使ってほしい!
普段スマホで写真やビデオを撮影している方に、“望遠”をもっと身近に便利に使っていただきたいという思いが、企画・開発のきっかけです。コンパクトさと望遠鏡スタイルのデザインを実現するにあたり、各部品の構成、ユニットの配置もゼロベースから検討しました。
実際に撮影した動画はコチラ!
撮影/高原マサキ(TK.c) モデル/雅也(HEADS) 取材協力/日本橋ファイターズ