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イヤホン
2022/3/16 6:30

ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」は音質はクセがなく原音に忠実で高コスパな逸品

ノイズキャンセリング機能やスタミナが向上するなど、進化がめざましく、最近は2〜3万円台に良作が続々登場。盟主・Apple AirPods Proに勝るとも劣らない注目製品をテクニカルライター・湯浅顕人がチェック。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

最上位機種と同等のパーツで妥協のない高音質を楽しめる

ゼンハイザー

CX Plus True Wireless

実売価格2万1780円

 

ドライバー:φ7mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:最大8時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約6g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

ハイレゾ相当の高音質を楽しめるコーデック・aptX Adaptiveに対応。NCと外音取り込み機能を備えるほか、通話中には周囲の騒音を低減して自分の声を相手へクリアに届けられる。イヤーピースはXS、S、M、Lの4種類が付属。

SPEC●対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive●充電時間:1.5時間(フルチャージ)/10分(1時間作動)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑専用アプリ「Smart Control」。ノイキャンのオン/オフやイコライザーの設定、タッチ操作パネルの機能割当などができる

 

↑同社の最上位機種と同等の「TrueResponseトランデューサー」を採用。全帯域にわたって高解像度なサウンドを実現した

 

【IMPRESSION】 付加機能は最小限だがノイキャン性能と音質は確か

「専用アプリは機能満載というわけではありませんが、ノイキャンで騒音がしっかり除去されますし、音質はクセがなく原音に忠実。極めてコスパの高い製品といえます」(湯浅さん)

2022年 完全ワイヤレスイヤホンの3か条

1 もはやNCは必須!精度やモードに注目

周囲の音を打ち消す「ノイズキャンセリング(NC)」は、もはやマストの機能。最新モデルでは、複数のマイクやプロセッサーによる精度の向上、外音取り込みモードの多彩さなどに注目したい。

 

2 長時間の使用も快適な装着感の良さを重視

歩行中にズレたり落ちたりしないことは第一条件。加えて、昨今テレワークで使う機会が増えたこともあり、長時間着けても耳が痛くならないかもチェックすべき。通話時の音声処理にも要注目だ!

 

3 スタミナ性能に加えて急速充電への対応も要確認

有線タイプと違い、充電が必要なワイヤレスではバッテリーの性能が重要。イヤホン本体で10時間以上(NCオフ時)持つ機種が理想だ。さらにNCオン時の再生時間や、急速充電への対応も確認すべし。

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AV&ガジェットのライター。常に音楽を聴いているので、完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー切れに気をつけている。