「庭がないとできない」「世話が面倒くさそう」といったイメージのガーデニング。実は、ホームセンターで道具や水をあげるだけで育つ栽培キットなどが揃っており、手軽に始められる。今回は、ガーデニング初心者にオススメな作物7選を紹介!
※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。
私が教えます!
宮崎さんオススメの作物【初心者編】
菜園に必要な道具がすべて梱包されている栽培キットや、部屋や手が汚れずに水だけで育成できるセットなど、ビギナーでも始めやすいアイテムをラインナップ。届いた日からから始められる。
その1.手や部屋を汚さず水だけで簡単に栽培
アタリヤ農園
水耕栽培セット かいわれスプラウト
実売価格547円
高栄養価で注目を集めているかいわれスプラウトを水だけで簡単に栽培。専用の容器と3回分の種子が付属する。毎日の水換えが必要だが、15~25℃の室温で約7日にて収穫可能。土を使わないので手や部屋を汚さずにできるのも便利。
[栽培の目安]
水換え:7日/週
収穫日数:7日
日当たり:日陰
宮崎’sメモ
容易に育てられるが雑菌の繁殖には注意
「手軽にできる栽培セットですが、雑菌が原因となるカビの発生には注意が必要。水を交換するときに容器が汚れていたら、容器ごと洗って雑菌の繁殖を予防しましょう」
育てやすさ ★★★★★
その2.気持ちをリフレッシュする爽やかな香りのミント
尚香園
スペアミント
実売価格308円
気持ちをリフレッシュできる、やさしい香りが特徴のスペアミント。収穫後はそのまま食べられる。購入時は茎が太く、元気な葉を付けた苗を選ぶのが望ましい。根が伸びて、周りの植物を駆逐してしまうこともあるので庭植え時には注意を。
[栽培の目安]
水やり:1~2日/週
収穫日数:15日ごと
日当たり:半日陰
宮崎’sメモ
ハーブティーやスイーツに活躍
「ハーブティーや、アイスなどのスイーツに使えます。栽培が非常にラクな品種で、生命力が強いため増えすぎて困るほど。植え替えて育てるのであれば、プランターがオススメです」
育てやすさ ★★★★★
その3.ゴマの風味が香る万能なルッコラ
サカタのタネ
ルッコラ(ロケット)
実売価格206円
ピリッとした辛みとゴマの風味が香るルッコラ。約3週間で育った若い葉はベビーリーフとしてサラダや生ハムのピザなどの料理に活用できる。生育したら必要な量だけ摘み取ることで、長期間に渡って収穫を楽しめる。
[栽培の目安]
水やり:2~3日/週
収穫日数:60日
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
一年中収穫ができる!
「種まきの時期によっては一年中収穫が可能。晩秋〜冬に植えるとゆっくり育ち、葉が15cmくらいの長さになったら収穫の目安です。イタリア料理のほか、サラダの葉物としても大活躍!」
育てやすさ ★★★★
その4.料理の彩りとして活躍するラディッシュを簡単栽培
アタリヤ農園
菜園セット ラディッシュ
実売価格547円
和名「二十日大根」として古くから親しまれ、様々な料理の彩りとして使える名脇役。種をはじめ、プランター、トレー、土、肥料がセットされている。付属のプランターに種をまき、水やりなどをするだけで約30日で収穫可能だ。
[栽培の目安]
水やり:3〜4日/週
収穫日数:30日
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
間引きを怠らないことが大切
「芽が狭い間隔で生えてきたら生育が悪い芽を抜いて、間引きをするのがポイント。5cm程度の等間隔で並んでいるのが理想ですね。秋冬の栽培だと収穫まで2か月ほどかかることも」
育てやすさ ★★★★
その5.飲み物やスイーツが爽快なミントフレーバーに
サントリー
本気野菜Ready To Harvest モヒートミント
実売価格547円
カクテルのモヒートでお馴染みの清涼感たっぷりなハーブ。摘みたての葉をちぎって、水や炭酸などの飲み物、スイーツ、料理に入れるだけでフレッシュな香りを贅沢に楽しめる。鉢に植え替えれば持続的に収穫もしやすい。
[栽培の目安]
水やり:1〜2日/週
収穫日数:15日ごと
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
風通しの良い窓際なら室内でも育てられる
「爽やかな香りがするモヒートミント。日当たりが良すぎると葉焼けするので、真夏などは半日陰で風通しの良い場所が好適。ベランダや窓際の室内でも育てやすいです」
育てやすさ ★★★★★
その6.強い芳香を持つ肉厚のバジル
サントリー
本気野菜Ready To Harvest スイートバジル
実売価格547円
肉厚で味が濃く、香り高い品種を厳選して採用。間延びしてきたら、半分の草丈に刈り込みを入れるだけで香り良く芽吹く。キッチンの近くに置いておけば、料理にアクセントを加えたいときに、必要なぶんだけすぐに収穫できる。
[栽培の目安]
水やり:3〜4日/週
収穫日数:15日ごと
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
料理に添えて食卓に華やかさを提供
「気温が10℃を下回ると枯れてしまうので、寒い季節は室内で育てましょう。パスタソースやカプレーゼに使ったり、スイーツに添えたりするだけで、オシャレに仕上がります」
育てやすさ ★★★★
その7.ほぼ1年中栽培できる改良日本ほうれん草
サカタのタネ
改良日本ほうれん草
実売価格206円
暑さや寒さに強いため季節問わず栽培しやすい。生育旺盛でがっちりと育ち、葉の色も鮮やかなほうれん草に。収穫の約1週間前から水やりを控えると品質が向上。草丈20~25cmを目安に収穫し、茹でて冷凍すれば、長く保存できる。
[栽培の目安]
水やり:3〜4日/週
収穫日数:60日
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
寒い冬に育てれば甘みが増す
「ほうれん草は耐寒性に優れる野菜。霜が降りるような寒い時期に育てると、赤くて太い根のほうれん草が採れます。根の部分も甘くておいしいので、ぜひ食べてみてください!」
育てやすさ ★★★★
●水やり/水換えの頻度、収穫日数、日当たりの表示は目安です
●本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって価格、取り扱い状況は変わる可能性があります