富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、FUJITSU PC 40th Anniversary企画第3弾として、2in1 PC「FMV LOOX」を2022年6月中旬より順次発売します。
同機は、13.3型ワイドのWindowsタブレットとしては世界最軽量(※)となる599gを実現。持ち歩きやすく、どこでも自由に使える究極のモバイル端末として訴求します。
※13.3型ワイドのWindowsタブレットとして (W-LANモデル タブレット使用時)
約11年ぶりに復活したLOOXの名を冠したモバイルPC
LOOXブランドは2000年に誕生し、2011年のモバイル端末を最後に途絶えていましたが、今回のモデルがLOOX=Look at eXperienceの名にふさわしい革新的なエクスペリエンスを提供するものだとし、同社の基幹ブランドLIFEBOOKとは異なるコンセプトの製品として位置づけられています。
本機は13.3型ワイドのタッチ式有機ELディスプレイを備えたWindowsタブレット端末。別売の着脱式キーボード「FMV LOOXキーボード」や、ワコムの最新技術「Wacom Linear Pen」を採用した「FMV LOOXペン」(別売)を使用することで、ノートPCやペンタブレットのように使うことができます。
このほか、クラウドファンディングで実施され多くの支援を集めたモバイルキーボード「FMV Mobile Keyboard」が合わせて一般発売されることも発表され、FMV LOOXと組み合わせて使用できることも明かされました。
また、FMV LOOXはデスクトップPCやノートPCとUSBケーブルで接続して拡張できる「クリエイティブコネクション」機能を搭載しており、セカンドディスプレイやペンタブレットとして使用したり、2台のPC間で高速でデータ移動が行えたりするなど、サブ機として活用することも想定した機能を備えています。
本体にはステレオ再生が可能なQuad Box Speakerを内蔵。有機ELディスプレイの美しい画面と迫力のサウンドで動画再生も楽しめます。
【スペック】
品名 | FMV LOOX 90/G | FMV LOOX 75/G |
OS | Windows 11 Home 64ビット版 | |
プロセッサー | インテル Core i7-1250U 最大4.70GHz | インテル Core i5-1230U 最大4.40GHz |
メモリ | 16GB | 8GB |
ストレージ | 512GB SSD | 256GB SSD |
新時代のライフスタイルに合わせた新モバイルPC
発表会では、FMV LOOXを担当した同社のチーフデザインプロデューサーの藤田博之氏が登壇し、本機のテーマを説明しました。
FMV LOOXは、「コロナ禍以降の新しい生活様式に応じた、オンオフ問わず使える究極のモバイル端末であること」、「誰でも自由に発信できる時代にクリエイションを刺激する端末であること」という2つのコンセプトをもとに開発されたそう。
なかでも、今日はPCをカバンに入れようか、置いていこうかと迷わず持ち出せるよう、本体の軽さを徹底的に追求しており、重量634gの超軽量で話題を呼んだノートPC「UH-X」で培った軽量化技術を継承し、基板の小型化や筐体の薄型化で1g単位まで軽くすることを目指したとのこと。世界最軽量の599gという重量に決まったのも、この発表会の直前だったということで、本当にギリギリまで軽量化に努めていたことが伺えます。
発表会には同社の取締役会長を務める齋藤邦彰氏も同席しており、「FMV LOOXは40周年の集大成となる端末」と説明。また、LOOXブランドの初代モデルとなる「FMV-BIBLO LOOX」(2000年発売)を思い出のPCとして披露しました。
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