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Apple
2022/4/1 12:15

iOS/iPadOS 15.4.1配信開始。バッテリー消耗が激しいバグが修正

アップルは1日未明、iOS 15.4.1およびiPadOS 15.4.1を配信開始しました。「マスク姿でFace ID解除」のiOS 15.4やユニバーサルコントロール(iPadとMacの操作を連携)のiPadOS 15.4から、約半月ぶりのマイナーアップデートとなります。

 

iOSとiPadOSともに、更新が届いていれば通知から、あるいは「設定 – 一般 – ソフトウェア・アップデート」から確認して手動でアップデートできます。

 

今回のアップデートはバグ修正が中心ですが、注目すべきは「iOS(PadOS 15.4)にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題」に言及されていることです。アップル公式サポートに苦情が相次いでいたものの、「アップデートから48時間待てば、問題が解決します」という紋切り型の回答に終始していましたが、ようやく正式に対応されたかっこうです。

 

また公式リリースには書かれていませんが、セキュリティページではゼロデイ脆弱性(修正プログラムがリリースされていなかったセキュリティ上の不具合)を修正したと報告されています。アップルの説明によると、1つはiOSとmacOSの両方に影響するもの。これにより悪意のあるアプリがカーネル権限で任意のコードを実行できるようになる、ざっくり言えば「ハッカーが何でもできてしまう」ということです。

 

もう1つはIntel Graphics(インテル製チップ内蔵GPU)ドライバに見つかったもので、macOSのみが影響を受け、カーネルメモリが開示される可能性があるとのことです。これらに対応するmacOS 12.3.12も配信が始まっています。

 

これらは放置しておくと百害あって一利なしであり、すべてのiPhone、iPadおよびMacユーザーにアップデートをお勧めします。

via:9to5Mac,BleepingComputer