デル・テクノロジーズは、増え続ける廃棄物や資源の制約といった問題に対処するため、同社史上最もサステナブルなノートPCとなるNew Latitude 5000シリーズと、サステナブルな新素材を使った梱包材を発表しました。
Latitude 5000シリーズは、デルで最も多く生産されているPC。最新の同シリーズでは、リサイクル素材や再生可能素材の使用を増やすために、様々な設計が行われています。
ノートPCの天板は、製紙業界からアップサイクルされた樹木由来のバイオプラスチック、再生炭素繊維や、使用済みプラスチックなど、71%がリサイクル可能で再生可能な素材により作られています。同社はPCパーツのうち、2番目に重い天板に着目し、CO2排出量や水、消費電力を削減す。システムのベース部分には、再生炭素繊維とヒマシ油から作られた、バイオベースのゴム足を使用し、石油系素材への依存を低減します。
海洋プラスチックの使用の対象を、梱包材から製品へと拡大し、ファンのケースにも使用しています。保護するための梱包材は100%リサイクル、もしくは再生可能な素材で作られています。
また、同社は2017年に、水路に流れ込む前に廃棄物を回収して資源に変えることを目的として、海洋プラスチックを使用した商用の梱包材を作る業界初のプロジェクトを立ち上げ。以来、同素材を使用した梱包材の取扱量を拡大し、22万7000ポンドを超える同素材を消費し、510万個以上のリサイクル可能な梱包用トレイとエンドキャップに同素材を使用しています。
海洋プラスチックは、Precision 3000シリーズ モバイルワークステーションのファンのケースや、OptiPlex 5000 マイクロ デスクトップ、Precisionワークステーションのファンとそのケースにも使用。EcoLoop Proシリーズのバックパックやスリーブ、ブリーフケースの外側のメインファブリックにも100%海洋プラスチックを使用しており、ヒマシ豆に由来するバイオベース ゴムは、Latitude 7430、7530や、Precision 3000シリーズ モバイルワークステーションの底面バンパーにも使用しています。
100%リサイクル可能な再生可能素材を使用した、サステナブルな梱包材は、電源コードや書類などの梱包材を、従来のビニール袋から紙製に変更。紙製テープを採用し、ビニールテープの使用により発生する可能性のある廃棄物汚染を低減しました。配送用リサイクル段ボール箱は、サステナブルな方法で調達された竹とサトウキビ繊維パルプから作られた、インナートレイを備えています。
同梱包材は、Latitudeシリーズ ノートPC、Precision モバイルワークステーション、XPSシリーズのデバイスの新製品すべてに展開されます。