米Fitbitのすべてのスマートウォッチに火傷(やけど)を負う危険性があるとして、アメリカの一部の州で集団訴訟が始まっています。
Fitbitといえば、ヘルスケアデータの収集に特化したスマートフォンやスマートウォッチ製品で知られています。2021年にはGoogleに買収されました。
2022年3月、Fitbitのスマートウォッチ「Ionic」では、バッテリーが加熱してユーザーが火傷を負う危険性があるとして、製品の回収と返金が行われましたが、今回の集団訴訟では、ほかのFitbitのスマートウォッチでも同様に火傷を負う可能性があると指摘されているのです。
カリフォルニア州やニューヨーク州、フロリダ州などで提訴されている今回の集団訴訟で、原告側はIonicだけでなく、Fitbitのスマートウォッチ「Versa Lite」と「Versa 2」でも火傷を負った被害者がいると訴えています。ネット上では、ほかの「Versaシリーズ」や「Sense」でも火傷が起きたとも。
さらに、この集団訴訟ではGoogleとFitbitによる返金が遅れており、一部のユーザーは2か月以上たっても返金を受け取っていないと報告しているのです。
Fitbitはこれらの報告について「刺激や摩擦によるものだ」と反論。日本でも人気があるFitbit製品だけに、早めに真相が解明されることを祈るばかりです。
Source: 9to5Google