ペーパークラフトといえば、簡単に組み立てられるけど、大幅にデフォルメされていて、本物とはだいぶ形状が違うというイメージをお持ちではないでしょうか。そんな常識を覆す、戦艦『大和』の超リアルなペーパークラフトが付録について話題になったのが昨年の「歴史群像」8月号でした。
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あれから10か月、大好評につき、ついに第2弾が登場しました。それが5月6日発売の「歴史群像」6月号の特別付録、「『ティーガーⅠ重戦車』精密ペーパークラフト」です。
考証を踏まえて誕生した、1/35スケール・全長約24センチの本格派!
本モデルのスケール(縮尺)は戦車のプラモデルでは一般的な1/35で、組み立てると全長約24センチになります。ティーガーⅠが誇る砲塔の8.8センチ主砲は、砲身が上下動し、砲塔も回転します。
本モデルは第二次世界大戦でドイツ陸軍を代表する戦車エースの一人、オットー・カリウスが搭乗した第502重戦車大隊第2中隊17号車を再現したものです。同車の当時の写真を始めとする史資料を基にして考証を行って再現しました。ティーガーⅠのなかの「中期型」に分類されるタイプの車両です。
ティーガーⅠとはどんな戦車か?
ティーガーⅠは第二次大戦中にドイツ陸軍が開発・生産した重戦車です。大戦中の1942年9月、東部戦線のレニングラード戦域に初めて投入されました。その後、北アフリカ、東部戦線のクルスクの戦い、西部戦線のノルマンディーの戦いなど、各地での戦いに投入され連合軍と死闘を演じました。その車体は、全長8.45メートル、全幅3.7メートル、重量57トンと巨大で、強力な8.8センチ砲と最大120ミリの装甲を備え、連合軍将兵に恐れられました。
作り易さにもこだわりつつも、ディテールまで再現!
あまり部品を細かくしすぎると作りにくくなりますので、本モデルでは、精密さを失わない範囲で作り易さにもこだわりました。その一方で、転輪が複雑に配置された足回りなど、細部までこだわって再現しました。
本付録は全32ページの冊子になっていて、パーツが並んだ「展開図」のページと組み立ての手順や道具などの解説で構成。丁寧にわかりやすく解説されているので、初心者でも問題なく作れるはずです。
さらに本誌では、完成させたペーパークラフトを用いて『ティーガーⅠ』の特徴や装備を解説。解説記事を読みながら完成品を見ることで、「立体的な教材」として『ティーガーⅠ』の特徴をより深く理解できます。
週末など、家でゆっくりと過ごしたい時や、雨などで外に出たくない時など、自宅におられる時間に、この歴史群像特製ペーパークラフトを作ってみられてはいかがでしょうか。
古今東西の「戦い」に関する記事も充実!
「歴史群像」6月号は、付録以外の記事も充実。今号の特集は「日本陸軍歩兵論」「伊勢宗瑞~「北条早雲」と呼ばれた男の素顔と生涯」「入門・ローマ軍団」の3本。この他、「キエフ包囲戦1941」「図説 鎌倉武士の屋敷とは」ほか計20本以上の記事を掲載しています。付録ペーパークラフトともども、ぜひいちどご覧になってみてください。
【書籍情報】
歴史群像6月号
特別定価:1150円 (税込)
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