米GoogleがAndroid OSやPixelスマートフォンにて、いびきや咳の検知機能を追加しようとしている痕跡が見つかったと、海外テックサイトの9to5Googleが報告しています。
いびきや咳の検知は、サードパーティーによるデバイスやアプリを利用することで、以前から可能でした。またPixelスマートフォンでは本体カメラを用いることで、対象者の心拍数や呼吸のモニタリングをすることもできます。
今回「Google Health Studies」アプリの内部コードから発見された「夜間の咳といびきのモニタリング(nocturnal cough and snore monitoring)」という記述は、スマートフォンのマイクを利用して睡眠中のいびきや咳を検知する機能だと予測されています。なお、同様の機能はすでにスマートディスプレイ「Nest Hub」でも提供されています。ただしこちらではマイクではなく、Soliレーダーによる「Motion Sense」を用いたものです。
また、Googleはすでに同社初となるスマートウォッチ「Pixel Watch」を今年秋に投入すると予告しています。いびきや咳の検知機能は、このPixel Watchとスマートフォンが連携することで提供されるのかもしれません。
Googleはヘルス・センシング(Health Sensing)チームによって、睡眠活動に関する高度なセンシング機能とアルゴリズムをAndroid OS向けに開発しています。今回発見されたいびきと咳の検知機能も、そう遠くないうちにAndroid OSやPixelスマートフォンに組み込まれるのかもしれません。
Source: 9to5Google