本稿では、「つけ麺」や「まぜそば」がウマい店をドーンと紹介していく。ガツガツ・モリモリ食べて元気になれるような“渾身の一杯”を出す店を テーマに、看板メニューや店内・外観写真などの基本情報を中心にお伝えしよう。これを機に、紹介した店の味を己の舌で確かめてもらえれば本望だ。
■本日のお店
自家製麺 MENSHO TOKYO(めんしょう とうきょう)
交通:東京メトロ丸ノ内線ほか 後楽園駅徒歩1分
住所:東京都文京区春日1-15-9
総座席数:16席(カウンター8席/テーブル8席)
甘み際立つラム&豚骨とほうじ茶の香りが見事に融合
「株式会社 麺庄」代表の庄野智治氏は、市ヶ谷の「麺や 庄の本店」をはじめ、新宿御苑の「二丁目つけめん GACHI」など5店舗を手掛けるラーメン・クリエイターだ。いままでに“野菜を食べるつけ麺”や“油そば専門”など趣きの異なるラーメン店を次々とオープン。そのなかで最も異質なのが、「自家製麺MENSHO TOKYO」である。
従来のグループ店の味からの脱却を目指して、採用したのはラムのゲンコツ。鶏や豚のみでは表現できない、独特の甘みが際立つスープを作り上げた。なお、豚骨も合わせたダブルスープとすることで、奥行きとコクをふくよかに。
ただしラムのゲンコツは全体の30%ほどで、全体の味は豚骨が支え、ラムがそれを補うイメージだ。また、塩ダレがベースの味だが、クミンを多く使い、ラムの味を引き立てる。つけ汁にはレモンやほうじ茶の粉末を加えているので、臭みがなく食べやすい。
※価格やメニューは変更になっている場合があります。