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ファーウェイのE Inkデバイス「HUAWEI MatePad Paper」。その特徴は、同社のスマートフォンやタブレットでおなじみの「HarmonyOS 2」を採用しながら、10.3インチの大画面E Inkディスプレイを搭載している点。タブレットの利便性に、E Inkならではのアナログな使用感を組み合わせた、同社の意欲作だ。
この個性をどう活かすべきか。また、HUAWEI MatePad Paperはどのような使い方にこそフィットするのか。ビジネス書の作家として、またITガジェットの有識者として知られる戸田 覚(とだ・さとる)氏に聞いた。
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大画面、高精細、高速書き換えと3拍子揃ったE Inkパネル
E Inkパネルは、これまで主に電子書籍リーダーの分野で使われてきた。パネルそのものが発光せず、自然光を受けて表示内容を読む感覚は本物の紙に近く、読書との相性は抜群にいい。だが、HUAWEI MatePad Paperのように、10.3インチで1872×1404ピクセル/227ppiという大画面で高精細なE Inkパネルを搭載している例は珍しい。戸田氏はまず、10.3インチという画面サイズについて触れた。
「まず、このサイズが大きくていいですよね。E Inkデバイスのニーズとして一番大きいのが、やはり電子書籍リーダーなんです。多くの電子書籍リーダーは7~8インチ程度のディスプレイを採用していますが、10.3インチというサイズなら、文字を大きくして読めるので、視力の弱い方や、近眼の方でも使いやすいと思います。このサイズで読むのに一番適していると感じたのが、ビジネス書。図解を掲載していることが多く、版型が大きいことが多いんです。あとは、マンガですね。スマホの小さい画面で読むのと印象がまったく違う。どちらも紙媒体で読むのと近いサイズで楽しめます」
E Inkデバイスで、使用上のストレスになりうるのが、書き換え時の残像だ。E Inkパネルは、電圧をかけて粒子の位置を移動させることで、白黒を切り替えることのできる微細なカプセルの集合体。その特性上、粒子の移動が間に合わず、新しいページに、前のページの表示内容の一部が重なってしまうことがある。
「残像やムラはE Inkデバイスのひとつの課題。特性上、どうしても出てしまうものですが、HUAWEI MatePad Paperにはこうした残像がほとんど発生しない。E Inkデバイスをよく使っている人ならこのパネルの品質の高さには、すぐに気が付くと思いますよ。プロセッサーの処理性能が高いからだと思いますが、ここまで書き換えが速くて、残像が出ないE Inkデバイスは珍しいです」
電子書籍リーダーのCPUは公表されないことも多いが、主流はシングルコアやデュアルコアだ。一方で、HUAWEI MatePad Paperが搭載するのは、「HUAWEI Kirin 820E」という自社開発のSoC。6コアのCPUを内蔵しており、同社のミドルシップスマートフォン「HUAWEI nova 8」などにも採用されている。これはE Inkタブレットとしても使用するために必要なスペックで、戸田氏が指摘する通り、パワフルなCPUがE Inkデバイスとしての使用感を高める要因になっている。
電子ノートとして使うにも最適なサイズ
続いて、電子ノートとしてHUAWEI MatePad Paperを見たときに、大きなメリットとなるのが、10.3インチの画面サイズと、フットプリント比で約86.3%というディスプレイの占有面積の大きさだ。「電子ノートとして使うときにも、これくらい画面が大きいといい」と戸田氏は語る。
「情報がまとめやすい、ベストな大きさで文字が書けるのがいい。特にスタイラスで文字を書くときは、紙に文字を書くときより、小さい文字が書きにくいうえに、手元をじっくり見ていられるとは限らないので、ささっと崩した字で書くこともあるじゃないですか。このくらいサイズに余裕があると、話を聞きながらメモを取りやすいです。また、私は相手に与える印象に配慮して、打ち合わせではタイピングをしない主義なのですが、これならさりげなく取り出してメモを取ることができます。線が飛ぶこともなく、ペンの書き味も良好ですね」(戸田氏)
また、戸田氏は、残像や色ムラが起きにくいというHUAWEI MatePad Paperのパネルの特徴を活かした使い方にも言及。
「HUAWEI MatePad Paperの電子ノートアプリは、万年筆、ボールペン、鉛筆、マーカーがすぐ切り替えられるようになっています。しかも白、黒、グレーの3色に切り替えられるので、黒に塗りつぶして、白いペンで文字を抜くと、すぐに見やすい見出しが作れる。これも、品質の高いE Inkパネルだから快適にできることですよね」
なお、HUAWEI MatePad Paperのディスプレイ表面には少しざらっとしたマットな表面処理が施されており、これが紙を思わせる筆記時の適度な抵抗感を生んでいる。製品に同梱するHUAWEI M-Pencil(第2世代)は約26msという低レイテンシー(遅延)で、ペン先をパネルに置くのと、パネルの色が変わるのはほとんど同時。1秒の何百分の一という単位でもペン先の動きと描画が合っていないと人間は不自然に感じるものだが、HUAWEI MatePad PaperとHUAWEI M-Pencil(第2世代)の組み合わせは、紙にサッと文字を書いていく感触に限りなく近いといえる。
軽さと質感にこだわっているのは高評価
HUAWEI MatePad Paperのサイズは約幅182.7×奥行き225.2×厚み6.65mmで、重量は360g。同等クラスのディスプレイを搭載するタブレットはおおむね600g前後が多く、HUAWEI MatePad Paperは、このサイズにしては極めて軽いデバイスだ。
「実測だと、カバー付きでも約538gと軽い。500g台前半だと、出張に行くときに荷物に入れておいても、ほとんど負担にならない重さですね」
さらに戸田氏は、HUAWEI MatePad Paperの「モノとしての価値」に注目しているという。
「こういった種類のデバイスって、愛着が持てるかどうかがすごく重要。高級感のあるレザー調で、薄くてカッコイイ――単純ですが、これはこの製品の大きな魅力だと思います。レザー調の製品は実は多いんですが、さらに高級感があるものは少ない。『新しいものが出たから買おう!』と次々買い換えるようなタイプの商品ではないからこそ、質感にこだわっているのは高評価ですね。書籍でも革貼りの愛蔵版がありますけど、それは所有することで、革の高級な質感が長く楽しめることに価値がある。それと同じことです」
E Inkデバイス市場で自ずと支持を集めるモデルになる
最後に戸田氏は、HUAWEI MatePad PaperがE Inkデバイスの愛用者に深く刺さる可能性があると語る。
「E Inkデバイスって、使い始めると“E Inkデバイスにしかない魅力”に気付く製品ジャンルなんですよ。口で説明しようとすれば、『反射光でコンテンツを見るから視認性がいい』とか、『バッテリー持ちがいいから充電を気にしなくていい』とか言えるんですが、そうやって要素化しても説明し切れない、使ってみないと感じ取れない魅力がある。
しかし一方で、愛用者の分母が大きくはないジャンルなので、新製品もそれほど多くはない。だからこそ、E Inkデバイスには熱烈な愛用者がいて、新しいE Inkデバイスを常にチェックしていることも多いんです。その点、HUAWEI MatePad Paperは10.3インチという大きく高精細な画面で、E Inkパネルの書き換えが速くて残像も出ない。これだけでE Inkデバイスの市場では大きな価値になっていて、気になる人は多いと思います。さらに高級感もあってカッコイイとなれば、自ずと支持を集めるモデルになるでしょうね。僕としては、タブレットとしての使用感や連携性能というよりも、電子書籍と電子ノートがとにかく快適に使える点を評価したい。その点において、極めて完成度の高いE Inkデバイスといえるでしょう」
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撮影/干川 修