グルメ
ラーメン
2016/11/16 11:30

カマスを使って煮干し系スープの弱点を克服! 爽やかな口当たりと後味が際立つひばりヶ丘「魁花」

本稿では、「つけ麺」や「まぜそば」がウマい店をドーンと紹介していく。ガツガツ・モリモリ食べて元気になれるような“渾身の一杯”を出す店を テーマに、看板メニューや店内・外観写真などの基本情報を中心にお伝えしよう。これを機に、紹介した店の味を己の舌で確かめてもらえれば本望だ。

 

■本日のお店

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天然魳煮干しだしらーめん創房 魁花

交通:西武池袋線 ひばりヶ丘駅バス5分(バス停「片山小学校」下車徒歩1分)

住所:埼玉県新座市片山1-21-35

総座席数:17席(カウンター9席/テーブル8席)

 

爽やかかつ繊細な味わいを実現

煮干し系のスープは、雑味やエグミがあるものが多く、好き嫌いが分かれがち。しかし、ここ「天然魳煮干しだしらーめん創房 魁花」は煮干し系でありながら、カマスを使うことで、驚くほど爽やかな口当たりと後味を出すことに成功している。

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↑つけ麺(鶏白湯×煮干し)(820円) やさしい味のスープを支える軟水は、熊本阿蘇山系の自然回帰水。つけ麺の具材としては珍しい小松菜を選ぶセンスも秀逸だ
↑つけ麺/鶏白湯×煮干し(820円) やさしい味のスープを支える軟水は、熊本阿蘇山系の自然回帰水。つけ麺の具材としては珍しい小松菜を選ぶセンスも秀逸だ

 

よくある煮干し系をイメージすると物足りないのではと思われがちだが、食べるほどにスープの輪郭がくっきりしてくるのが特徴だ。一般的に、出汁にカマスを使うのはきわめて珍しい。そもそも水揚げ量自体が少ないので年間を通しての仕入れは困難だ。しかし、同店は独自のルートで入手し、カマスのまろやかな味を提供する。

↑油そば(790円) タレは醤油と塩で選択可(写真は醤油)。具材は玉子の黄身以外はつけ麺とほぼ同じだが、混ぜやすいように細切 り状になっている
↑油そば(790円) タレは醤油と塩で選択可(写真は醤油)。具材は玉子の黄身以外はつけ麺とほぼ同じだが、混ぜやすいように細切り状になっている

 

麺は店内の製麺機で打つ自家製。「春よ恋」「キタノカオリ」などの北海道産小麦粉を中心に、全粒粉で仕上げる。香り高い平打ちストレート麺は、プリプリの食感が特徴。つけ麺の量は400gまで無料とうれしいサービスも行っている。魚介系つけ麺が好きならマストの一軒だ。

※価格やメニューは変更になっている場合があります。