私(編集部・山田)は多くの人がそうであるように、順調にオッサンになっている。入社して8年目の32歳。もともと65kgだった体重は10㎏以上太り、もう少しで80kgに到達せんばかりの勢いだ。体型だけならまだよかったのだが、嫁からは後頭部が薄くなりつつあることをネタにされるし、髪もおぼつかなくなってきている。
そんな私は最近2つのトレンドに着目していた。「男の娘」と「プリントシール機」である。前者は、“少女/女子のようなかわいさ/美しさを持つ男性”を意味する用語、簡単に言えば、女装である。最近ネットで定期的にバズるテーマで、秋葉原には男の娘のカフェ&バーもあるなど、ちょっとしたブームになっているジャンルだ。
後者の「プリントシール機」も定期的にネットでバズるワード。「デカ目効果」と呼ばれる、少女マンガのような大きな目に画像処理してくれる機能が注目を集めているのだ。実際ネットで見かける写真は、ちょっと閲覧注意のものもあるが、それだけ女性の「キレイに写りたいっ!」という願望が強いことなのだろう。
本記事、前置きが長くなってしまったが、「オッサン街道まっしくぐらの32歳が、化粧をしてプリントシール機で記念撮影したら、どれだけかわいく変身できるか」を実験するというものだ。
ちなみに、私は男の娘経験はゼロ。嫁にメイクを学びながら挑戦してみた。
【試した人】編集部・山田
↑かつては松山ケンイチ似と言われたこともある32歳。
【地獄のメイク編】
①ベース作り
使った化粧品はボビイ ブラウン。まずは下地を顔全体に塗ってベースを作る。青ヒゲや眉毛を隠すためカバー力の強いファンデーションを使用した。
↑顔色が極度に悪いように見える。ゾンビ一歩手前といったところだろうか。
②アイメイク
アイシャドウとアイライナーを強めに引く。マスカラを塗って目もとをパッチリとさせる。
↑ほうれい線がやばい。死んだ魚のような目をしている。
③仕上げ
仕上げに頬骨の高さでチークを入れ、唇には明るい色の口紅を引き、透明なグロスで艶っぽさを出す。
↑歌舞伎役者のようになった!
④カツラをかぶって完成!
最後にドン・キホーテで購入したカツラ(1980円)をかぶせて出来上がり!
↑最初よりはだいぶよくなっているような気もするが、何かをロックオンしたような怨念すら感じさせる男の娘が出来上がった。
【奇跡のプリントシール機編】
前フリじゃなくて、いかに最新鋭のプリントシール機でも、「これをカバーするのは無理じゃね?」という雰囲気がプンプンだが、品川プリンスホテルボウリングセンターで結構目立ってきてしまったため、撮るしかない!
【使ったプリントシール機】
フリュー
Heroine Face THE FINAL STORY
かわいい写りを好むユーザーの間で多くのファンを獲得し、確固たる地位を築いている同シリーズの最終版。スマホの写真アプリで加工したような「加工アプリ風コース」が追加されるなど、機能面も充実する。
そして、コレが撮れた一枚だ。
自分で言うのもなんだが、「この娘が合コンに来たら、超アタリじゃね!」と言えるほどに、意外なほどにかわいくなっている。
これが
これである。もう一度覚悟のうえでいうなら、そのへんの女子よりかわいい。何回か試行錯誤して撮った一枚が上のシールなのだが、ポイントは2つ。男のゴツさを消すため、ピースを顎に入れたり、髪で隠したりすること。もうひとつが、画像処理で目を大きくできるが、ほどほどがベター。
【結論】
「可愛いは作れる」は永久の真理
本記事は、大人気ウェブニュースサイト「ロケットニュース24」 とのコラボ企画「ロゲットニュース24」の対決連載の模様をまとめたもの。ゲットナビ本誌の11月号では、同サイトの記者・佐藤さんとの壮絶なバトルをまとめてありますので、そちらもご注目を! なお、佐藤さんの変身の様子はロケットニュース24の記事でもまとめられています。