SNSサービス「スナップチャット(Snapchat)」を運営する米スナップは、同サービスを「Snapchat for Web」としてウェブ(デスクトップ)向けに展開すると発表しました。
2011年にリリースされた、一定時間だけ閲覧できる写真や動画を友人と共有できるスナップチャット。日本ではあまり知られていないものの、世界的では若者を中心に人気のアプリとなっています。なお、利用にはスマートフォン向けアプリが必要で、これまでパソコンなど他のプラットフォームでは利用できませんでした。
しかしスナップによれば、今後リリースされるSnapchat for Webでは、友人にメッセージを送信したり、ビデオ通話をすることができます。同サービスはまず有料サービス「Snapchat Plus」を利用する、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのユーザーがアクセスできるようになります。また米グーグルの「Chrome」ブラウザで利用できるものの、アップルの「Safari」には対応していません。
新型コロナウイルスにより人々が自宅でより長い時間を過ごす中、Snapchatがパソコン向けのウェブ版として提供されるようになるのは、ごく自然な流れでしょう。同社はARスマートグラス「Spectacles」シリーズも開発を続けており、今後はモバイル向けアプリにとどまらない、さまざまな展開を計画しているようです。
Source: The Verge