店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。思わず足を運んで寄ってみたくなる文房具店をピックアップ。
※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。
カキモリ
(住) 東京都台東区三筋1-6-2
性能もデザインもこだわった多彩な筆記具を揃える
カキモリは東京・蔵前の住宅街にひっそりと佇む文房具店。清潔感のあるオシャレな外観で、年齢性別問わずユーザーが訪れる。
既製品の万年筆やボールペン、レターセットを販売するほか、表紙から中紙、留め具までを選んで自分だけのノートを作成することもできる。さらに、代表的な商品であるオリジナル万年筆インク「Kakimori ink」は、独創的。“ぽたり”と垂らしたガラスの液体が、雫のまま自然と固まったような造形の瓶と、深みのある瑞々しい顔料インクが特徴で、ファンの心をつかんでいる。
「ペン先が入れやすいよう8度だけ傾けた瓶口や、つけペンの軸を汚しにくいよう底浅の設計で使い勝手も抜群。倒れにくいのもポイントです。また、インクの名前も『ぽっ』や『とろり』など、古語を使用して印象的にしました」(岡本さん)
書き心地はもちろん、デザインも優れた商品を多数ラインナップ。そのなかから、触れて試してみれば自分にピッタリなつけペンやインク、ノートなどを見つけられるだろう。より一層“書くこと”を楽しめるはずだ。