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2022/8/2 19:30

サムスン、スマホ修理業者のプライバシーのぞき見を防ぐ「修理モード」発表。まずGalaxy S21から

スマートフォンを修理に出したけれど、プライベートな情報がどうなるか心配になる人も少なくないはず。実際にアップル直営店にiPhoneを修理に出したところ、プライベートな写真が盗み出された事件もあったりしました。

スマホ修理のイメージ画像

 

そんななかサムスンは、修理中にGalaxyスマホから個人情報が抜き取られることをを防げる新機能「修理モード」を発表しました。

 

この「修理モード」は、公式発表によれば「スマホ修理時にデータを選択的に公開できる機能で、一部の民間企業を通じて修理中に起こる個人情報へのアクセスや流出の懸念を根本的にブロックするもの」だそうです。

 

スマホを修理に出す場合、ロックを掛けたままでは業者は起動さえできません。かといってロック解除をしてから渡すと、個人情報を抜き取り放題となってしまいます。この修理モードはその合間をとって「修理に必要な操作はできるが、個人情報にはカギをかけておく」しくみです。

 

本機能は「設定」アプリの「バッテリーとデバイスケア」内にあり、有効にすると自動的にスマホが再起動。そして本来の持ち主を含めて、誰も個人データやアカウント、写真、メッセージにアクセス不可となり、標準アプリしか使えなくなります。

 

そしてスマホの修理が完了した後は、「修理モード」をオフにすると再起動。その状態でユーザー本人が指紋認証なりパスコード等でロック解除すると、再び個人データを見られるようになります。

 

「修理モード」を含むアップデートは、まずGalaxy S21モデルに展開され、その後に多くのGalaxyスマホにも提供される予定です。さらには韓国以外で販売されたGalaxyスマホにもこの機能を追加していく見通しだそうです。

 

アップルも次期iOS 16で、より強固なセキュリティを実現する「ロックダウンモード」を追加予定です。こちらは国家が支援するスパイウェアの脅威からユーザーを守ることが狙いですが、今後はスマホ各社ともプライバシー保護の強化を競い合うのかもしれません。

 

Source:Samsung
via:PhoneArena