ついにValve社は、人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」の日本での予約受付を始めたことを発表しました。国内で同社のVRヘッドセットやゲームグッズを扱うKomodo社が正規販売代理店となり、すでにオンライン予約できるようになっています。
ほか台湾や韓国、香港でも予約が可能となりました。Valve広報はThe Vergeに、新規予約の第一陣は今年の後半に注文可能になる予定だと語っています。まず日本から出荷が始まり、その後の数週間で韓国や香港、台湾にもお届けする予定だそうです。
Steam DeckはPCゲームプラットフォーム「Steam」専用の携帯ゲーミングPCです。PS5/Xbox Series Xと同じアーキテクチャを持つAMD製APUを搭載し、最新のAAA大作PCゲームでもたいていは快適に遊べます。操作系としてはアナログスティック2本と十字キー、LRトリガーや左右にタッチパッド、背面に四つのボタンもあり。外部モニタやマウス・キーボードと繋いでデスクトップPCのようにも遊べます。
このSteam Deckには3モデルあり、ストレージ64GB(eMMC)の価格は税込で5万9800円。ほか256GB版は7万9800円、最上位の512GB版は9万9800円となっています。米国ではそれぞれ399ドル、529ドル、649ドルであり、昨年7月に発表当時の為替レートから考えると、円安のため少し割高になった感があります。
そして海外版と同じく、今なら前金の1000円(正規の価格から差し引かれます)を払うだけで予約できます。
また日本で販売を始める前に、今年9月の東京ゲームショウに大型展示ブースを出展する予定だそうです。ブースにではSteam Deckを手に取って体験できる大きなセクションも設置されるとのことで、まず手触りを確かめたい、東京近郊にお住まいの方は行ってみてもよさそうです。
よくNintendo Switchと似ているといわれるSteam Deckですが、実は一回り以上は大きく、重さもズッシリしています(スイッチが398gに対して669g)。それでも持ち運びやすく、Steamゲームを始めやすいには違いなく、ゲーミングPC入門機としてちょうど良いかもしれません。