新型コロナ禍による巣ごもり需要が減るにつれて、米国ゲーマーもお金を使わなくなってきたとのレポートもありました。そればかりか、ゲーム実況のストリーミングを見る時間も激減しているとの調査結果が届けられています。
米StreamlabsとスペインStream Hatchetの最新レポートによると、Twitch、YouTube Gaming、Facebook Gamingで配信・視聴されたゲーム実況の合計時間は、昨年よりも大幅に減っているそうです。
今年4~6月において、これら3つのサービスで行われたゲーム実況配信は2億7300万時間だったとのこと。これは2021年第2四半期から19.4%、前四半期(1~3月)より12%も落ちています。
また視聴者が配信を見た時間は、3つ合計で73億6000万時間でした。こちらは前年同期の89.9億時間よりも18.1%減っており、前四半期比よりも8.4%の落ち込み。これら3つのプラットフォームが勢いを落としているのは、やはり新型コロナ禍の脅威が収まってきたことで、人々が昨年よりも外で過ごす時間が長くなったことが原因かもしれないそうです
このなかでもTwitchは視聴時間が56億4000万時間で76.7%、実況の配信は2億420万時間で92.7%を占めており、やはり3つの中で断トツの最大手です。そしてJust Chattingカテゴリ(ただ配信者が顔を出したり駄弁るだけのこともあるもの)は引き続き好調をキープしており、視聴時間は前四半期から2.2%増えて、過去最高の視聴者数を記録しています。
ほか、最も視聴されたカテゴリーは『GTA5』 (4億6500万時間) と 『League of Legends 』(4億6400万時間) となっています。
かたやMetaの運営するFacebook Gamingは、クリエイターを惹き寄せるため努力したものの大きく落ち込んでいるようです。その視聴時間は、前年比51%減の5億8000万時間で、ストリーミング時間は62%減の790万時間と報告されています。
ゲーム実況で生計を立てている人には困った事態ですが、それだけ世界中の人々が巣ごもりから外に解き放たれているということでしょう。もっか日本では変異株が猛威を振るっていますが、国内でのゲーム実況配信がどういう状況になっているかも知りたいところです。
Source:Creator Resource
via:Engadget