USB規格を策定するUSB Promoter Groupは、古いケーブルでも2倍の転送速度が利用できる次期USB規格「USB4 Version 2.0」を発表しました。
現在の最新規格の「USB4 Version 1.0」では、USB-Cケーブルを利用して最大40Gbpsでの通信が可能です。しかしUSB4 Version 2.0では、このスペックが2倍になることになります。
USB4 Version 2.0のケーブルはUSB4 Version 1.0のものとの互換性も備えており、ケーブルの使い回しが可能です。また従来の40Gbpsに対応したUSB Type-Cパッシブケーブルだけでなく、今後は「80Gbpsに対応したUSB Type-Cアクティブケーブル」も登場するとしています。
現時点では、いつUSB 4Version 2.0が消費者向けの製品に採用されるのかはわかっていません。USB Promoter Groupは「今回のアップデートは、開発者向けのものだ」と発言しています。とはいえ、ケーブルの買い替えなく最新のデータ通信規格が利用できるのは、実にありがたいといえそうです。
Source: Business Wire via Engadget