米グーグルは6日深夜に新型スマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」を正式発表しました。その場ではセキュリティの確かさや音声アシスタント、カメラ機能の進化に焦点が当てられていましたが、実は新たな健康管理機能として「睡眠中の咳といびきの検出」が明らかにされていました。
「毎日の睡眠」のまとめ画面では、次のように睡眠中にいびきをかいた時間や咳の回数が表示されるそうです。
昨夜の基調講演では、「Digital Wellbeing(デバイスの利用習慣を確認し、心身の健康を保つためのツール)はあなたの許可を得て、夜間の咳やいびきの音を分析することで、睡眠の質を理解できます。処理はローカルのPixel 7上で行われます」と説明されていました。つまりユーザーに無断で咳やいびきを記録や分析をしたり、そのデータをグーグルが回収することはないと約束されたわけです。
以前アプリ研究者のMishaal Rahman氏は、この機能の設定画面を見つけたとしてシェアしていました。たしかにPixel 7のマイクを使って音を聞き取ること(ユーザーの同意が必要)、集めたデータは記録されず、グーグルを含めて誰にも共有されることはないと書かれています。
Here’s a first look at the setup page for the Pixel 7’s (and possibly other Pixels’) cough & snore detection feature! pic.twitter.com/Pr26fuzowi
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) September 30, 2022
Googleのサポートページによると、時計アプリの「Bedtime(おやすみ時間)」から本機能を有効にして、データを確認できるそうです。ほか「設定」>「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」内に「咳といびきのアクティビティを表示」があるとのことです。
この機能がPixel 7や7 Proで最初から使えるのか、それとも後日アップデートにより追加されるのかは不明です。寝ている間のいびきや咳は、何らかの兆しを示している可能性もあり、そのチェック機能は健康の維持に役立てられるかもしれません。
Source:TechCrunch