すでにWindows 95がリリースされてから、25年以上が経過しました。分かりやすい操作や美しいグラフィック、なにより「インターネットに対応したOS」ということで爆発的な人気を呼び、ウェブブラウザの普及にも貢献した画期的な存在でした。
そのWindows 95を、macOS上にかんたんに蘇らせるElectronアプリの最新版が公開されました。
本プロジェクト「Windows 95」は、チームコミュニケーションツールSlackの開発者であるFelix Riesebergが趣味として作り上げたものです。オープンソースのソフトウェアフレームワーク「Electron」により、プラットフォームの垣根を越えてWindows 95を再現。Macのほか、WindowsやLinuxでも利用できます。
この「Windows 95」は、macOS上でもさほど問題なく動きます。メニューバーには、ハングアップなどリセットが必要な場合に備えて、いくつかのコントロールが用意されています。またEscキーを押すだけでアプリからmacOSに戻り、マウスの制御を取り戻せます。
すでに起動した直後から、ソリティアやMicrosoft Paint、マインスイーパーなど懐かしのアプリは一通り揃っています。
また、少し設定をいじる必要がありますが、FPS(一人称視点シューティング)ゲームの元祖「Doom」をアプリ内で遊ぶこともできます。ほか、レトロなWindows PCを動かす場合は、解像度を640×480、256色に設定すると適切なようです。
アプリはGitHubページ内にある「ダウンロード」から入手できます。macOSのインストーラーは表の真ん中あたりにありますが、インテルあるいはM1(Appleシリコン)のいずれか、お使いのマシンに対応したインストーラーを選んでください。
Source:GitHub
via:AppleInsider