アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が履いていたボロボロのサンダルが、なんと21万8750ドル(約3000万円※)で落札されました。一応、360度回転できるNFT(非代替性トークン)が付いてきます。
※1ドル=約139.4円で換算(2022年11月17日現在)
このサンダルは、ビルケンシュトック(ドイツの靴ブランド)の中でも人気の高い「アリゾナ」モデル。アップルを創業した1970年代~80年代にかけて、ジョブズ氏が履いていたそうです。ジョブズ氏の元財産管理人であるマーク・シェフ氏がゴミ箱から回収したものが、米ジュリアンズ・オークションに出品されていました。
かつてシェフ氏はサンダルを入手した経緯について、ジョブズ氏がほとんど物を取っておかない」ため、一度捨てようとしたところを回収したと説明していました。いくつかは残し、いくつかは造園業者や友人におすそ分けし、いくつかはGoodwill(リサイクルショップ)に持ち込んだそうです。
このサンダルは2016年に、わずか2000ドル(現在のレートで約28万円)で落札されたとのこと。物価の上昇を考えずに単純に計算すると、それから100倍以上も値上がりしたことになります。今回も初めは6~8万ドルの値が付くと見積もられていましたが、そちらも余裕で上回りました。
オークションの説明では「サンダルはよく使われているが、まだ無傷のようです」とのこと。 ただの使い古されたサンダルにしか見えませんが、「長年使ったことで形づくられたスティーブ・ジョブズの足跡が残っています」とアピールされています。
2012年にはジョブズ氏のメモと稼働するApple I(アップル初のコンピュータ製品)基板が40万ドル(約5600万円)で落札され、2022年もジョブズ氏が使っていたMacintosh SEが最大30万ドル(約4200万円)だと見積もられたこともありました 。何かジョブズ氏に縁のあるグッズを持っている方は、オークションに出品すれば予想を超える価格が付くかもしれません。
Source:Julien’s Auctions
via:The Verge